夏野菜の成功は「冬の土作り」で決まる?寒いうちに仕込む最強の培養土
この記事でわかること 夏野菜の成功を左右する「冬の土作り(寒仕込み)」の手順を解説します。寒い時期にじっくり土をリフレッシュさせ、春の植え付けまでに微生物が豊かな土を仕込むための資材リストと……
4月になるとホームセンターや園芸店には夏野菜の苗がずらりと並びます。トマト、ナス、キュウリ、ピーマン——同じ品種でも苗の状態はさまざまで、「どれを選べばいいの?」と迷う方は少なくありません。
実は、苗の良し悪しは、その後の生育と収穫量の7〜8割を左右すると言っても過言ではありません。EM研究所のスタッフも、試験栽培の苗選びには細心の注意を払っています。ここでは、現場で培った「苗の目利き」のポイントをお伝えします。
茎の太さは苗の健康状態のバロメーターです。鉛筆程度の太さ(直径6〜8mm)があれば理想的。ヒョロヒョロと細く伸びた苗(徒長苗)は、日光不足や過密栽培で弱っている可能性が高いです。
節間が短いほど、光合成が十分にできた健全な苗の証拠です。節間が長く間延びした苗は「徒長」しており、植え付け後も倒れやすく、生育が不安定になりがちです。
健康な苗の葉は深い緑色でツヤがあり、厚みがあります。葉が黄色っぽい、薄い、しおれている苗は栄養不足や根が傷んでいる可能性があります。ただし、色が異常に濃い場合は窒素過多の可能性もあるので、自然な深緑を基準にしましょう。
葉の裏側もチェックして、アブラムシ、ハダニ、白い粉状のもの(うどんこ病)がないか確認します。1株でも虫がいた場合、周囲の苗にも広がっている可能性があるため、その苗だけでなく周辺の棚全体を注意深く見ましょう。
トマトの苗を選ぶ最大のポイントです。第一花房(最初の花の房)に花やつぼみがついている苗は、すでに生殖成長のスイッチが入っており、植え付け後すぐに実をつけ始めます。花がまだ全くない若い苗は、植え付け後に葉ばかり茂る「つるぼけ」を起こしやすくなります。
ポットの底穴から白い根が少し見えている程度がベストです。根がぐるぐると巻いて茶色くなっている(根づまり)苗は、植え付けても根が広がりにくく、初期生育が遅れます。
意外と見落としがちですが、双葉が青々と残っている苗は若くて元気な証拠です。双葉が落ちてしまっている苗は、育苗期間が長すぎた「老化苗」の可能性があります。
| 苗の状態 | 問題点 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 徒長苗 | 茎が細く弱い。風や雨で倒れやすい | 茎が細く、節間が長い。ひょろひょろしている |
| 老化苗 | 根づまりで生育が悪化。初期の実つきが悪い | 双葉が落ちている。下葉が黄色い。ポット底で根がぐるぐる巻き |
| 花が咲きすぎた苗 | ポットの中で栄養を使い果たしている | すでに実がなっている。花が3段目以上まで咲いている |
| 萎れている苗 | 根が傷んでいるか病気の可能性 | 水やりしたばかりなのにしおれている |
ホームセンターで苗を購入してから、すぐに植え付けられない場合もあるでしょう。以下の管理を行えば、数日間は良い状態を保てます。
植え付けの手順にEMを組み込むことで、苗の活着(根付き)が格段に良くなります。
植え付け直後の1週間は、苗が新しい環境に適応するための大切な期間です。
良い苗を選び、丁寧に植え付けて最初の1週間を乗り切れば、あとは夏の日差しを受けてぐんぐん育ってくれます。苗選びは家庭菜園の「投資」です。ぜひ店頭でじっくり吟味して、最高の1株を見つけてください。
プランター、レタスミックス、EM Garden、有機培養土のセットです。