Q.「土壌病害」とは何ですか?

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Q. 「土壌病害」とは何ですか?

土壌病害とは

土壌病害(どじょうびょうがい)とは、土の中にいる病原菌やカビ、線虫(せんちゅう=目に見えにくい小さな虫)などが原因で、作物に発生する病気のことです。葉や実に出る病気とちがい、土の中から根や株元を通じて広がるため、気づいたときには被害が進んでいることも少なくありません。

一度その土に病原菌が増えてしまうと防除がむずかしい場合が多く、同じ場所で同じ仲間の野菜を作り続けると起こりやすくなる「連作障害(れんさくしょうがい)」の原因にもなります。

家庭菜園で見られる代表的なサイン

土壌病害は種類によって症状がさまざまですが、家庭菜園では次のような様子で気づくことがあります。

  • 元気だった株が急にしおれ、水をあげても回復しない
  • 下の葉から黄色くなり、株全体が弱っていく
  • 根や株元が黒ずんだり、腐ったようになる
  • 毎年、同じ場所で似た症状がくり返し出る

これらは水切れや肥料切れと見分けにくいこともあります。土からの病気が疑われるときは、症状の出た株を早めに片づけ、周りの株や翌年の作付けに広げない工夫が大切です。

家庭菜園でできる予防のくふう

土壌病害は「発生してから治す」より「起こりにくい土と育て方にしておく」ことが基本です。家庭菜園では、次のような一般的な予防が役立つと言われています。

  • 連作を避ける:同じ場所で同じ仲間の野菜を続けて作らず、育てる場所や種類を毎年ずらす(輪作)。
  • 水はけと風通しを整える:じめじめした環境は病原菌が増えやすいため、うねを高くする・株間をあけるなどで水はけと風通しをよくする。
  • 健全な苗と清潔な道具を使う:病気の出た株や土を使い回さず、道具やプランターの土も持ち込みに注意する。
  • 土づくりを続ける:堆肥や有機物を入れて、微生物がバランスよく働くふかふかの土を目指す。

発酵合成型土壌など「微生物の多い土」との関わり

土の中では、たくさんの微生物がすみ分けながらバランスをとっています。発酵合成型土壌のように有用な微生物が多い土壌では、こうしたバランスによって病原菌の活動が抑えられると考えられています。

家庭菜園では、堆肥やEMボカシなどの発酵資材を使って土づくりを続けることが、有用な微生物のすみかを増やし、土全体の状態を整えるサポートになると言われています。土壌病害を「必ず防げる」というものではありませんが、連作を避けることや水はけの改善とあわせて、日ごろの土づくりを続けることが予防につながります。

家庭菜園クイズ

イチゴの苗を植え付けるとき、クラウン(生長点)は土に埋めたほうが根がよく張る。

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