マンションの狭いベランダでも大丈夫!プランター不要の「袋栽培」で始める有機野菜
この記事でわかること マンションの狭いベランダでも始められる「袋栽培」の具体的な方法を解説します。プランターを買わなくても、培養土の袋をそのまま使って野菜を育てる手順から、EMを活用した管理……
使い終わった古い土の処分に困っている方へ、EMボカシⅡ型を使って土を再生させる具体的な方法を解説します。捨てずに再利用することで、経済的にもエコにも優しいベランダ菜園を続けられます。
都市部では土を「燃えないゴミ」で出せない自治体が多く、処分に困る方が少なくありません。しかし、古くなった土はEMボカシⅡ型を使えば再生できます。捨てる必要はないのです。
使い終わった土が「使えなくなる」主な原因は、土壌微生物のバランスが崩れること、養分が消耗すること、根や枯れた部分が残り土が固くなることです。EMボカシⅡ型を加えて発酵させることで、これらの問題を解決し、フカフカで栄養豊富な土に蘇らせることができます。
EMボカシⅡ型はEM菌(有用微生物群)を含む発酵肥料で、連作障害の防止、病気や害虫への耐性向上、果実の糖度向上といった効果が期待できます。再生した土は新品の培養土と遜色なく使えます。何度でも繰り返し再生できるため、毎シーズン土を買い替える必要がなくなり、経済的にも大きなメリットがあります。
野菜が育つ過程で、土の中の養分は吸収されて減っていきます。特に窒素・リン酸・カリウムの三大栄養素は消耗しやすく、補給しなければ次の野菜が十分に育ちません。
健康な土には多種多様な微生物が住んでいますが、同じ野菜を繰り返し育てたり、化学肥料を使い続けたりすると、微生物のバランスが崩れます。有害な微生物が増えると「連作障害」の原因にもなります。
根が残ったり、土が固く締まったりすると、水はけや通気性が悪くなります。これにより根腐れや生育不良を起こしやすくなります。
古い土(プランター1つ分程度)、EMボカシⅡ型(土1リットルあたり10〜20g)、堆肥または腐葉土(古い土10リットルあたり200〜500g)、EM Garden(希釈用)、大きめのビニール袋または蓋つきのバケツを準備します。
まず、古い土から根や茎などの残渣を取り除きます。すべて取り切れなくても、大きなものを除去すれば問題ありません。
土が固まっている場合は、スコップや手でよくほぐしておきます。塊を砕いてサラサラの状態にすることがポイントです。
ほぐした古い土にEMボカシⅡ型を土1リットルあたり10〜20gの割合で加えます。20リットルの土なら200〜400gです。EMボカシⅡ型は化学肥料との併用を避け、有機栽培の中で使用することで効果を発揮します。
同時に堆肥または腐葉土を10リットルあたり200〜500g加えます。これにより養分を補給し、土の物理性も改善されます。
すべての材料をよく混ぜ合わせます。ムラがあると発酵が均一に進まないため、丁寧に攪拌してください。
EM Gardenを100倍に希釈した液を、土全体にまんべんなくかけます。水分量の目安は、土を握ると固まり、指で軽く触れるとほろっと崩れる程度です。
水分が多すぎると腐敗の原因になるため、加減しながら少しずつ加えてください。
混ぜ合わせた土を大きめのビニール袋に入れて密閉するか、蓋つきのバケツに入れて蓋をします。発酵は嫌気性(空気がない状態)で進むため、できるだけ空気を抜いて密閉することがポイントです。
直射日光の当たらない場所で約1ヶ月寝かせます。夏場は2〜3週間、冬場は1ヶ月半程度が目安です。発酵が進むと、ほんのり甘酸っぱい香りがします。腐敗臭がする場合は水分過多か攪拌不足が考えられますので、再度よく混ぜて寝かせ直してください。
寝かせた土を開封し、嫌な臭いがしないこと、サラサラとした感触であることを確認します。これで再生土の完成です。
すぐに使わない場合は、袋の口を軽く開けた状態で保管します。使用前に1〜2日天日干しすると、さらに良い状態になります。
初めて土を再生する場合は、不安もあるかもしれません。再生土と新しい培養土を半々で混ぜて使う方法もおすすめです。何度か再生を繰り返して慣れてきたら、再生土100%でも問題なく野菜が育ちます。
同じ科の野菜を続けて植えると連作障害が起きやすくなります。土を再生する際は、前作とは異なる科の野菜を植えるようにしましょう。例えば、トマト(ナス科)の後はレタス(キク科)、キュウリ(ウリ科)の後はホウレンソウ(アカザ科)といった具合です。EMボカシⅡ型には連作障害を防止する効果もありますので、継続的な使用がおすすめです。
再生土を使う際に、くん炭を1割程度混ぜると、土壌の改良効果がさらに高まります。くん炭は微生物の住処となり、保水性と排水性のバランスを整える働きがあります。
EMボカシⅡ型には使用期限がありません。温度変化が少ない日の当たらない冷暗所で保管すれば、長期間使用できます。袋に白いカビのようなものが生えることがありますが、これは有用な菌の一種で、品質に問題はありません。
発酵中はわずかに臭いが出ることがあります。密閉をしっかり行い、ベランダの隅など風通しの良い場所で管理すると、近隣への影響を最小限にできます。
土を寝かせる1ヶ月間は、袋やバケツを置くスペースが必要です。秋の収穫後から冬の間に土を再生しておくと、春の植え付けに間に合います。計画的に進めましょう。
古くなった土は捨てる必要はありません。EMボカシⅡ型と堆肥を混ぜ、EM Gardenを加えて1ヶ月寝かせるだけで、フカフカの栄養たっぷりの土に再生できます。毎シーズン土を買い替える必要がなくなり、経済的にもエコにも優しいベランダ菜園が実現します。ぜひ「土のリサイクル」を始めてみてください。
家庭菜園初心者にもおすすめ。有機物、アミノ酸、ミネラルなどの力で、元気な野菜や植物が育つ土づくりができます。
米ぬか、大豆カスなどを善玉菌で発酵させたものです。善玉菌がつくったアミノ酸などの有効成分が、野菜のおいしさをUPします。