Q.大葉の葉が硬い・小さい…柔らかくて香り高いシソを長く収穫し続けるコツは?

この記事でわかること

大葉(シソ)の葉を柔らかく、香り高く育てるための具体的な方法を解説します。摘心と花芽摘みのタイミング、EMを活用した土作りで、夏から秋まで長く収穫を楽しむコツをご紹介します。

大葉の葉が硬い・小さい…柔らかくて香り高いシソを長く収穫し続けるコツは?

大葉(青じそ)は、刺身の添え物、冷奴の薬味、天ぷら、パスタなど、夏の食卓に欠かせないハーブです。スーパーで買うと意外と高いので、自分で育てれば「無限収穫」も夢ではありません。

しかし、「育てているうちに葉が硬くなってきた」「葉が小さくなって香りも弱くなった」という声をよく聞きます。原因は「摘心不足」と「花芽を放置している」ことがほとんどです。

正しい摘心と花芽摘みのタイミング、そしてEMを活用した土作りで、柔らかくて香り高い大葉を長期間収穫し続ける方法をご紹介します。

大葉の葉が硬くなる原因

花芽がついた

大葉は、花芽がつくと葉が硬くなります。これは植物として花を咲かせ、種を残すことにエネルギーを集中させるためです。花芽がついた株は、葉の生産をほぼ止めてしまいます。

大葉は短日植物(日が短くなると花をつける性質)のため、秋になると自然と花芽をつけます。しかし、花芽を早めに摘み取ることで、葉の収穫期間を延ばすことができます。

摘心をしていない

摘心(てきしん)とは、茎の先端を切り取る作業です。摘心をしないと、大葉は上にばかり伸びて、葉の数が増えません。また、下の方の葉から順に硬くなっていきます。

摘心をすると脇芽が増え、葉の数が大幅に増えます。柔らかい若い葉を長く収穫するためには、摘心が欠かせません。

日当たりが強すぎる

意外かもしれませんが、大葉は半日陰のほうが柔らかい葉になります。真夏の直射日光に長時間当たると、葉が硬くなり、香りも飛びやすくなります。

柔らかい大葉を育てる土作り

EMを活用した土作り

大葉を柔らかく育てるには、窒素が適度に効く土壌環境が必要です。EMボカシⅡ型を使った土作りでは、有機物が微生物によって分解され、窒素がゆっくりと植物に吸収される形になります。これにより、葉が柔らかく育ちます。

用意するもの

市販の培養土、EMボカシⅡ型(土1リットルあたり10〜20g)、EM Garden(希釈用)を準備します。

手順

培養土にEMボカシⅡ型を土1リットルあたり10〜20gの割合で混ぜます。プランター(直径20〜30センチ)なら、大さじ3〜4杯程度です。EMボカシⅡ型は化学肥料との併用を避けてください。

EM Gardenを100倍に希釈した液を土全体にかけ、よく混ぜ合わせます。可能であれば2週間ほど寝かせると、微生物が活性化してより良い土になります。

摘心のタイミングと方法

摘心の適期

大葉の草丈が15〜20センチになり、本葉が6〜8枚ついた頃が摘心の適期です。これより早いと株が弱り、遅いと脇芽が出にくくなります。

摘心の方法

茎の先端(成長点)をハサミまたは指でカットします。カットする位置は、上から2〜3枚目の葉のすぐ上です。

摘心後、カットした位置の両側から脇芽が伸びてきます。この脇芽がそれぞれ新しい茎になり、葉の数が倍々に増えていきます。

2回目以降の摘心

脇芽が伸びて、また本葉が4〜6枚ついたら、同様に先端をカットします。これを繰り返すことで、1株から何十枚もの葉を収穫できるようになります。

花芽摘みのポイント

花芽の見分け方

花芽は茎の先端や葉の付け根から出てくる、小さな穂のような形をしています。白やピンクの小さな花が穂状につきます。

花芽を見つけたら即摘み取る

花芽を見つけたら、すぐに摘み取ります。放置すると花が咲き、種ができ、株が枯れてしまいます。花芽を早めに摘むことで、葉の収穫期間を延ばせます。

なお、摘み取った花穂は「穂じそ」として、刺身のあしらいや天ぷらに使えます。無駄なく活用しましょう。

収穫のコツ

収穫サイズ

葉のサイズが5〜7センチになったら収穫適期です。大きくなりすぎると硬くなるので、こまめに収穫するのがコツです。

収穫方法

葉の付け根ギリギリをハサミでカットします。茎を傷つけないように注意してください。下の方の古い葉から順に収穫し、上の方の新しい葉を残すと、長く収穫を続けられます。

収穫量を増やすポイント

1週間に1回程度、EM Gardenを500倍に希釈した液を葉面と土に散布します。微生物の働きで窒素循環が促進され、柔らかい新葉がどんどん出てきます。

その他の管理ポイント

水やり

大葉は水を好むため、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげます。ただし、過湿は根腐れの原因になるので、鉢底から水が流れ出たら止めます。

半日陰での管理

柔らかい葉を育てるには、半日陰(1日3〜4時間の日照)が理想です。真夏は遮光ネットを使うか、午後は日陰になる場所に移動させましょう。

追肥

植え付けから1ヶ月後、EMボカシⅡ型を株元に大さじ1杯程度まきます。その後も月に1回追肥すると、長期間元気に育ちます。

まとめ

大葉の葉が硬くなる原因は、主に「花芽」と「摘心不足」です。草丈15〜20センチで摘心し、花芽を見つけたら即摘み取ることで、柔らかく香り高い大葉を長期間収穫できます。EMボカシⅡ型で土作りをし、EM Gardenを定期的に散布すれば、「無限収穫」も夢ではありません。ぜひ、この夏は自家製大葉で食卓を彩ってください。