「腐敗型土壌」「発酵型土壌」「発酵合成型土壌」とは、どのような土壌の状態を指しますか?
これは、EMの開発者である比嘉照夫教授が提唱する、土壌の微生物相による分類です。 腐敗型土壌:化学肥料や農薬が多く使われ、腐敗に関わる微生物が優占している土壌です。土壌微生物の多様性が低いと……
家庭菜園で花壇や畑の土がカチカチに固くなると、水がしみにくくなったり、スコップが入りにくくなったりして困ります。
土が固いままだと根も伸びにくくなりやすいため、早めに土の状態を見直しておきたいところです。
この記事では、花壇や畑の土が固くなる原因と、土を柔らかくするための5つの方法を、家庭菜園初心者にもわかりやすく紹介します。
なお、プランターの土が固くなってきた場合は、既存のFAQ「プランターの土が固くなってきた場合の対処法は?」をご覧ください。
ここでは、花壇や畑などの地植えの土にしぼって解説します。
土の中の有機物が少なくなると、土の粒どうしがくっつきやすくなり、土が固い状態になりやすくなります。
ふかふかした土を保つには、堆肥や腐葉土などで有機物を補っていくことが大切です。
乾燥が続いたり、土の状態が偏ったりすると、土の中の微生物のはたらきが弱まりやすくなります。
すると、有機物が土になじむ流れもゆるやかになり、土が締まりやすくなることがあります。
日本の土は、地域によって粘土質が強いことがあります。
こうした土は、水を含むと重たくなり、乾くとカチカチに固まりやすい性質があります。
とくに雨のあとにベタつき、晴れたあとに土が固いと感じる場合は、この傾向が出ているかもしれません。
土を柔らかくする方法として、まず基本になるのが有機物を土に補うことです。
1㎡あたりの目安として、バーク堆肥や悪臭のない牛糞堆肥などの完熟堆肥を3〜5kg、腐葉土を2〜3kgほど混ぜ込みます。
混ぜ込む深さは30cmほどを目安にし、スコップで天地返しをしながら全体にまんべんなくなじませます。
土の表面だけでなく、少し深めまで混ぜることで、根が伸びる層の土も整えやすくなります。
粘土質の土には、バーク堆肥を取り入れる方法もあります。
木質由来の繊維が土の中に残りやすく、土にすき間をつくる助けになります。
さらに、EMガーデンを使って水やりをすれば、微生物が発酵を促進させます。
この作業を寒い時期に行っておくと、春の植え付け前までに土がなじみやすくなります。

腐葉土
土が固い状態を見直すときは、有機物だけでなく、土づくり全体の流れを整える考え方も役立ちます。
そのひとつとして、EMボカシⅡ型を使う方法があります。
目安は1㎡あたり200〜300gほどです。
堆肥などとあわせて土に混ぜ込み、水分を入れながらなじませていきます。
たとえば、EMガーデンを500倍に薄めたものを水やりの一例として使う方法もありますが、こうした資材は土づくりや日々の管理の中で無理なく続けられるものを選ぶのがおすすめです。
大切なのは、何かひとつで急に変えようとするのではなく、有機物の補給や水分管理とあわせて、土が整いやすい環境を少しずつつくっていくことです。

EMボカシⅡ型
粘土質で水はけが悪い土には、物理的に土の状態を見直す方法もあります。
もみ殻、川砂、パーライトなどを混ぜると、土の中にすき間ができやすくなります。
混ぜる量の目安は、土全体の1〜2割ほどです。
重たい土ほど、一度に大きく変えようとせず、堆肥なども組み合わせながら少しずつ整えていくと扱いやすくなります。

もみ殻くん炭。炭は微生物の住処になる。あらかじめEMガーデンを回しかけてしみ込ませておくとより良い土壌を作ることができる
寒い時期にできる方法として、「寒起こし」もあります。
これは、土を30cmほど掘り返して寒気にさらし、冬の寒さを利用して土の塊を崩れやすくしていくやり方です。
冬のあいだに土を大きく返しておくと、春前の土づくりがしやすくなることがあります。
堆肥や腐葉土を入れる前の下準備として取り入れるのもよい方法です。

すぐに変えるというより、長い目で土を整えたいときには、緑肥を取り入れる方法もあります。
ソルゴーやエン麦のような緑肥は、根を張りながら土に有機物を補う助けになります。
また、イネ科だけでなくマメ科なども組み合わせることで、土に入る有機物の種類が増え、土づくりの幅も広がります。
育てたあとに土へすき込むことで、次の作付けに向けた土づくりにつなげやすくなります。
毎年少しずつでも続けていくと、固くなりやすい土でも扱いやすさが変わってくることがあります。

ソルゴー
土が固い原因は、ひとつとは限りません。
有機物の不足、微生物のはたらき、もともとの土質など、いくつかの要因が重なっていることも多いです。
そのため、
といったように、無理のない範囲で組み合わせていくと続けやすくなります。
土づくりは、一度で完成させるものではありません。
少しずつ手を入れながら、その場所の土に合ったやり方を見つけていくことが、結果的に育てやすい畑や花壇につながります。
家庭菜園で土が固いと感じたら、まずは有機物不足、微生物のはたらき、土質の3点を見直してみましょう。
堆肥や腐葉土を入れることに加え、必要に応じて改良材や緑肥を取り入れることで、少しずつ土を柔らかくしていくことができます。
好気性と嫌気性の微生物を複合培養したものです。
米ぬか、大豆カスなどを善玉菌で発酵させたものです。善玉菌がつくったアミノ酸などの有効成分が、野菜のおいしさをUPします。
プランター、レタスミックス、EM Garden、有機培養土のセットです。