Q.家庭の生ごみを堆肥にして家庭菜園に使いたいのですが、EMを使った簡単なコンポストの作り方を教えてください。臭いも心配です。

EMを使った生ごみコンポストの仕組み

通常の生ごみコンポストは「好気性発酵」(酸素が必要)で、切り返しの手間や悪臭が課題です。一方、EMを使った方法は「嫌気性発酵」(密閉状態で発酵)が特徴で、専用のEM密閉バケツに生ごみを入れてEMぼかしを振りかけるだけ。乳酸菌や酵母菌の力で発酵が進むため、腐敗臭がほとんど出ません。漬物のような酸っぱい匂いがすれば正常に発酵している証拠です。マンションのベランダでも実践でき、ゴミの減量と自家製堆肥の確保を同時に実現できます。

必要な道具と準備

必要なものは「EM密閉バケツ」(底にコック付きの専用バケツ。ホームセンターや通販で2,000円程度)、「EMぼかし肥料」(市販品またはEM Gardenで自作したもの)、「新聞紙」(水分吸収用)の3点です。EM密閉バケツは2個用意すると効率的。1個が満杯になったら2個目を使い始め、1個目は2週間程度の熟成期間に入ります。バケツの底のコックからは「EM発酵液」と呼ばれる液体が出てきます。これは500〜1000倍に薄めて液肥として使えるので捨てないでください。

生ごみコンポストの作り方(5ステップ)

ステップ1:生ごみの水気をしっかり切ります。水分が多いと腐敗の原因になるため、三角コーナーで30分以上水切りするか、新聞紙で包んで水分を吸わせます。ステップ2:EM密閉バケツに生ごみを入れます。1回あたり厚さ3〜5cm程度が目安。ステップ3:生ごみの上にEMぼかし肥料を大さじ1〜2杯まんべんなく振りかけます。ステップ4:空気を押し出すようにギュッと押さえてフタを密閉します。ステップ5:3〜5日ごとにコックを開けて発酵液を排出。バケツが満杯になったら2週間そのまま熟成させて完成です。

完成した堆肥の使い方と注意点

完成したEM生ごみ堆肥は、見た目は生ごみの形が残っていますが、土に埋めると2〜3週間で分解されます。使い方は、畑やプランターの土に穴を掘り、堆肥を入れて土をかぶせるだけ。植え付けの2〜3週間前に行うのがベストです。直接根に触れると肥料焼けを起こすため、根から10cm以上離して施します。注意点として、肉や魚の骨は分解に時間がかかるため小さくカットするか、量を減らしてください。柑橘類の皮は発酵を阻害する場合があるため、少量にとどめましょう。卵の殻はカルシウム補給源として有効ですが、砕いてから入れると分解が早まります。

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