EMとはなんですか?
EM(通称:EM菌)はEffective(有用な)Microorganisms(微生物たち)の英語の頭文字に由来しています。「EM菌」という特殊なひとつの菌ではなく微生物の集合体の総称です。乳酸菌や酵……
テラプレタ(テラ・プレタ=黒い土)は、アマゾンの熱帯雨林で古代の先住民が作ったとされる、非常に肥沃で安定した黒い土壌のことです。豊富な炭と有機物を含み、微生物が非常に多様な「安定した森林土壌の再現」の理想形です。
この土壌では、肥料を使わなくても農作物が何十年もよく育ち、しかも連作障害が起こらないことが知られています。
そのため、現在でも多くの研究者がこの「テラ・プレタ」の再現を目指していますが、まだ完全な再現には至っていません。
■炭を施用する効果
一般に、農地に炭を施用すると、次のような効果があることが報告されています。
これらの効果は、テラ・プレタの性質にも通じています。
■家庭菜園でテラ・プレタを再現するために
テラ・プレタのような肥沃な土壌を再現するには最低でも3つの条件がそろうことが必要です。
一つずつ、順に説明します。
1. 大量の炭を土に混ぜる
テラ・プレタの最大の特徴の一つは、土壌中に大量の炭が混入していることです。実際に、10a(約1,000㎡)あたり約5トンの炭が含まれていると確認されています。
したがって、家庭菜園では1㎡あたり数kgの炭を土に混ぜることになってしまいます。
※土壌の性質(土目・めつち)によっては、一度に大量の炭を混入するとpHが上昇して作物が育ちにくくなることがあります。
2.大量の有機物を混ぜる
もう一つの重要な要素は、有機物の多さです。
テラ・プレタには、落ち葉、草、野菜くずなどの有機物が長い時間をかけて分解され、栄養分として蓄積しています。
そのため、家庭菜園でもこのような有機物を土に混ぜて、ゆっくりと分解させていく環境をつくることが大切です。
3.微生物を豊かに保つ
テラ・プレタの中には、非常に多様で活発な微生物群が存在しています。
これらの微生物が、無肥料でも作物が育つ土壌環境を維持し、連作障害を防いでいると考えられています。
多くの研究者がテラ・プレタの再現に挑戦しても成功しない理由の一つは、この微生物群をうまく定着・維持できないことにあるとされています。
EM技術の開発者・比嘉照夫教授は、「光合成細菌を中心とした発酵系微生物の連動によって、良好な微生物循環を生み出せる」と述べています。
こうした微生物の働きをうまく引き出すことが、テラ・プレタ再現の鍵になります。
■炭と微生物の利用で作物が増収する事例
堆肥や有機肥料(EMボカシなど)を入れて土作りをし、野菜の根元に炭を入れ、栽培期間中に微生物(EM)を定着させるよう定期的に散布することで、大きな野菜ができたり、収量が安定した事例があります。


テラ・プレタの再現にまでは至りませんが、炭と微生物の積極的な活用で家庭菜園でも「肥沃で病気に強い」土づくりが可能になります。
そのためには、
この3つをバランスよく整えること。
時間はかかりますが、このような工夫で家庭菜園でもテラ・プレタに近づけることができます。
皆さんも是非お試しください!
家庭菜園初心者にもおすすめ。有機物、アミノ酸、ミネラルなどの力で、元気な野菜や植物が育つ土づくりができます。
好気性と嫌気性の微生物を複合培養したものです。
光合成細菌の働きを強化したもので、水稲や果樹などの栽培に有効です。
EM・3Sは、光合成細菌主体のバチルス菌を共生培養した液です。
米ぬか、大豆カスなどを善玉菌で発酵させたものです。善玉菌がつくったアミノ酸などの有効成分が、野菜のおいしさをUPします。