Q.有機肥料にはどんな種類がありますか?堆肥、ぼかし肥料、液肥の違いと、家庭菜園での使い分けを教えてください。
有機肥料の主な種類と特徴
有機肥料は大きく分けて「堆肥類」「ぼかし肥料」「有機質液肥」「単体の有機資材」の4つに分類できます。堆肥類は、動植物由来の有機物を微生物の力で分解・発酵させたもので、牛ふん堆肥、馬ふん堆肥、バーク堆肥、腐葉土などがあります。主に土壌改良が目的で、肥料成分は緩やかに効きます。ぼかし肥料は、米ぬかや油かすなどに微生物を加えて発酵させた肥料で、堆肥より肥料成分が高く即効性もあります。有機質液肥は、魚かすやアミノ酸を水に溶かしたもので、追肥として即効的に効きます。単体の有機資材としては、油かす(窒素が多い)、骨粉(リン酸が多い)、草木灰(カリウムが多い)などがあります。
堆肥とぼかし肥料の違い
堆肥とぼかし肥料は混同されやすいですが、役割が異なります。堆肥は「土壌改良材」として土の物理性(通気性・保水性)を改善するのが主目的で、肥料成分は少なめです。一方ぼかし肥料は「肥料」として植物に栄養を供給するのが主目的です。分解度も異なり、堆肥は完全に分解された状態なのに対し、ぼかし肥料は半分解の状態で土に入れます。実際の家庭菜園では、まず堆肥で土の基盤を作り、ぼかし肥料で栄養を補うという「二段構え」が理想的です。
家庭菜園での使い分けガイド
植え付け前の土づくりには「堆肥+EMぼかし肥料」の組み合わせが基本です。1平方メートルあたり堆肥2〜3kg、EMぼかし肥料200〜300gを混ぜ込みます。生育期間中の追肥にはEMぼかし肥料を株元に少量ずつ施すか、EM活性液を500倍に薄めた液を水やり時に与えます。トマトやナスなど果菜類は肥料を多く必要とするため、2週間に1回の追肥が目安。葉物野菜は元肥中心で育ち、追肥は1〜2回程度で十分です。根菜類は肥料が多すぎると「又根」(根が二股に分かれる)になるため、控えめに施します。
EMぼかし肥料が優れている理由
数ある有機肥料の中でも、EMぼかし肥料は家庭菜園に最適な特性を持っています。まず「バランスの良い栄養成分」。米ぬかベースのため窒素・リン酸・カリウムがバランスよく含まれます。次に「微生物の力で土壌環境が改善される」こと。EMの有用微生物群が土に定着し、有機物の分解を促進しながら病原菌の繁殖を抑えます。さらに「臭いが少ない」点も家庭菜園向き。正しく発酵したEMぼかし肥料は漬物のような酸っぱい香りで、住宅地でも使いやすいのが特徴です。市販のEMぼかし肥料もありますが、EM Gardenと米ぬかを使って自作することもできます。
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