生ごみコンポストが夏に臭い・虫が湧く…原因と今すぐできる対策|EMで発酵を安定させる
Q. 生ごみコンポストが夏になると臭くなり、小さな虫も湧いてきます。原因と対策を教えてください。 ■ 夏のコンポストが臭くなる原因 コンポストの悪臭はほぼ「腐敗」によるものです。生ごみの分……
目次
EMを使った生ごみコンポストは、生ごみにEMボカシⅠ型をふりかけて、密閉バケツの中で発酵させる方法です。
生ごみをそのまま腐らせるのではなく、EMに含まれる乳酸菌や酵母などの微生物の力を借りて、発酵させながら土づくりに使いやすい状態へ近づけていきます。
「コンポスト」と聞くと、庭が必要だったり、何度もかき混ぜたり、においの管理が難しそうに感じるかもしれません。
しかし、EMを使う密閉型の方法なら、基本は生ごみを入れる、EMボカシⅠ型をふりかける、フタを閉めるという流れです。
うまく発酵していると、腐ったような強い悪臭ではなく、漬物のような酸っぱい香りがします。
この酸っぱい香りは、乳酸発酵が進んでいるサインです。
「くさい」「虫が出そう」と不安な方も、まずは少量から始めると管理しやすくなります。
毎日の生ごみを減らしながら、家庭菜園の土づくりにも役立てられるのが、EMを使った生ごみコンポストの大きな魅力です。
EMボカシには種類があります。
生ごみを密閉バケツで発酵させる場合に使うのは、基本的にEMボカシⅠ型です。
一方、EMボカシⅡ型は、主に土づくりや元肥として土に混ぜて使う資材です。
名前が似ているため、初心者の方は間違えやすい部分ですが、この記事で紹介している「生ごみを密閉バケツで発酵させる方法」では、EMボカシⅠ型を使うと覚えておくと安心です。
購入するときは、商品名に「Ⅰ型」と書かれているかを確認してから用意しましょう。
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※または「生ごみ用ボカシ」などで検索。
EMを使った生ごみコンポストを始めるために、まず用意したいものは次の3つです。
初めての方は、まずEM密閉バケツ1個から始めても大丈夫です。
慣れてきたら、2個用意するとさらに管理しやすくなります。
たとえば、1個目のバケツがいっぱいになったら、そのバケツは発酵期間に入ります。
その間に2個目のバケツへ生ごみを入れていけば、発酵を待っている間も作業を止めずに続けられます。
バケツの底には、発酵の途中で液がたまります。
この液をそのままにしておくと、バケツの中が過湿になり、においの原因になることがあります。
数日に1回を目安に、コックから抜いておくと管理しやすくなります。
抜いた液を液肥として使う場合は、必ず水で薄めてから使います。
濃いまま植物にかけると負担になることがあるため、初心者の方はまず「こまめに抜くこと」を優先して管理すると安心です。
作り方は難しくありません。
基本は、水気を切る、バケツに入れる、EMボカシⅠ型をふる、押さえて密閉するという流れです。
まず、生ごみはできるだけ水気を切ってから入れます。
水分が多すぎると、発酵ではなく腐敗に傾きやすくなり、悪臭や虫の原因になることがあります。
野菜くずや果物の皮は、三角コーナーでしばらく水を切ってから入れましょう。
水分が多いと感じるときは、新聞紙で軽く包んで余分な水分を吸わせると扱いやすくなります。
特にスイカの皮、メロンの皮、茶がら、調理後の野菜くずなどは水分が多くなりやすいため、入れる前にひと手間かけると失敗しにくくなります。
水気を切った生ごみを、EM密閉バケツに入れます。
大きな野菜くずや果物の皮は、できるだけ小さく切ってから入れるのがおすすめです。
小さくしておくと、EMボカシⅠ型が全体になじみやすくなり、発酵も進みやすくなります。
一度にたくさん詰め込むよりも、毎日の生ごみを少しずつ重ねていくイメージで大丈夫です。

生ごみの上に、EMボカシⅠ型をふりかけます。
目安は、生ごみの表面を軽く覆うくらいです。
においが気になる生ごみを入れたときや、水分が多い生ごみを入れたときは、少し多めに使うと安心です。
全体にまんべんなく広がるようにふりかけると、発酵が安定しやすくなります。

生ごみとEMボカシⅠ型を入れたら、フタをしっかり閉めます。
フタが少しでも開いていると、においが漏れたり、虫が入りやすくなったりします。
バケツを置く場所は、直射日光が当たりすぎない、風通しのよい場所がおすすめです。
夏場は内部の温度が上がりすぎないように、強い日差しが当たる場所は避けると安心です。
空気に触れる部分が少なくなるように、ビニール袋などを落し蓋のようにいれておくと、発酵が進みにくくなるため、おすすめです。

発酵が進むと、バケツの底に液がたまります。
3〜5日に1回を目安に、コックを開けて液を抜きましょう。
液がたまったままだと、バケツの中の水分が多くなりすぎて、においの原因になることがあります。
こまめに抜くだけでも、失敗しにくくなります。

バケツがいっぱいになったら、新しい生ごみの追加を止めます。
そのままフタを閉めて、2週間ほど置いて発酵を進めます。
この期間中も、底に液がたまる場合があります。
必要に応じて、コックから液を抜いておきましょう。

EMを使った生ごみコンポストは、見た目だけでは成功しているか分かりにくいことがあります。
初心者の方は、まず「におい」を目安にすると判断しやすくなります。
腐ったようなにおいがする場合は、水分が多すぎる、EMボカシⅠ型の量が少ない、フタの密閉が甘いなどが考えられます。
次に入れる生ごみは水気をよく切り、EMボカシⅠ型を少し多めに使って様子を見てください。
すぐに全部失敗と考えなくても大丈夫です。
においが気になるときは、生ごみの追加をいったん止めて、EMボカシⅠ型を多めにふりかけ、フタをしっかり閉めて様子を見ましょう。
初めての方は、においが出にくく、発酵させやすい生ごみから始めると安心です。
卵の殻は入れられますが、そのままだと分解に時間がかかります。
できるだけ細かく砕いてから入れると、あとで土になじみやすくなります。
魚や肉類はにおいが出やすいため、初心者のうちは量を控えめにすると安心です。
入れる場合は小さく切り、EMボカシⅠ型を少し多めにふりかけてください。
柑橘類の皮は香りが強く、たくさん入れると発酵が進みにくいことがあります。
入れる場合は少量ずつにしましょう。
EMで発酵させた生ごみは、2週間ほど置いても見た目に生ごみの形が残っていることがあります。
これは失敗ではありません。
EM密閉バケツの中では、生ごみが完全な土になるわけではなく、土の中で分解されやすい状態に近づいていきます。
そのため、発酵が終わったら、畑やプランターの土に埋めて、さらに土の中でなじませます。
使うときは、土に穴や溝を掘り、発酵した生ごみを入れて、上からしっかり土をかぶせ、EMガーデンを100倍に薄めてかけておきます。
植えつける場所のすぐそばではなく、苗の根に直接触れない場所に入れると安心です。
発酵した生ごみを土に入れたあとは、すぐに種まきや植えつけをせず、2〜3週間ほど土になじませます。
土の中の微生物がさらに分解を進め、野菜が育ちやすい土に近づいていきます。

プランターでも発酵生ごみを土づくりに使うことはできます。
ただし、プランターは土の量が少ないため、入れすぎには注意が必要です。
発酵生ごみを多く入れすぎると、土の中の養分が濃くなったり、分解の途中で根に負担がかかったりすることがあります。
初めて使う場合は、少量から試しましょう。
プランターで使う場合は、土を一度シートの上に出し、発酵生ごみを少量混ぜてから、しばらく土を休ませる方法がおすすめです。
すぐに苗を植えず、土の状態が落ち着いてから使うと安心です。
EMを使った生ごみコンポストは、いくつかのポイントを押さえるだけで失敗しにくくなります。
特に大切なのは、水気を切ること、EMボカシⅠ型を使うこと、フタをしっかり閉めることです。
この3つを意識するだけでも、においや虫のトラブルを減らしやすくなります。
生ごみコンポストは、最初から完璧に管理しようとしなくても大丈夫です。
まずは野菜くずや茶がらなど、においが出にくいものから少量ずつ始めてみましょう。
毎日の生ごみを少しずつ発酵させて、土づくりに活かせるようになると、家庭菜園がもっと楽しくなります。
「全部の生ごみを処理しよう」と気負わず、まずは小さなバケツひとつから気軽に試してみてください。
水分が多すぎる、EMボカシⅠ型の量が少ない、フタがしっかり閉まっていないことが原因として考えられます。
水気の多い生ごみは新聞紙で水分を吸わせ、EMボカシⅠ型を少し多めにふりかけてください。
フタの閉め方が甘かったり、生ごみを入れるときに虫が入り込んだりすることがあります。
生ごみを入れたあとは、表面にEMボカシⅠ型をふりかけ、すぐにフタを閉めましょう。
生ごみの水分が多いか、底にたまった液を抜いていない可能性があります。
コックから液を抜き、次に入れる生ごみはしっかり水気を切りましょう。
白っぽい菌が見えることがあります。
漬物のような酸っぱい香りであれば、発酵が進んでいる状態のひとつと考えられます。
ただし、腐ったような強いにおいがある場合は、発酵ではなく腐敗に傾いている可能性があります。
においも合わせて確認しましょう。

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