Q.家庭菜園の野菜の葉に異常が出ています。病気や害虫の見分け方と、農薬を使わない対処法を教えてください。
葉の症状から病気を見分ける
家庭菜園で遭遇しやすい病気を葉の症状別に整理します。「葉に白い粉がつく」→うどんこ病(キュウリ、カボチャに多い)。日照不足と密植が原因で、風通しを良くすることが予防の基本です。「葉に黄色い斑点→裏に灰色のカビ」→べと病(ほうれん草、レタスに多い)。過湿が原因で、水はけの改善が必要です。「葉が下から黄色くなって萎れる」→萎凋病・青枯病(トマト、ナスに多い)。土壌中の病原菌が原因で、連作を避けることが最重要。「葉に褐色の円形斑点」→炭そ病(イチゴ、キュウリに多い)。雨の跳ね返りで感染が広がるため、マルチングで予防します。
主な害虫の見分け方と被害パターン
害虫は被害の特徴から種類を特定できます。「葉に小さな穴が無数に空く」→ハムシ類やノミハムシ。小さな光沢のある甲虫で、葉物野菜全般に被害を与えます。「葉の裏に小さな虫が群がる」→アブラムシ。新芽や若い葉に集まり、ウイルス病の媒介もします。「葉がレース状に食べられる」→アオムシ(モンシロチョウの幼虫)。キャベツやブロッコリーなどアブラナ科に多発します。「葉の表面に白い筋が走る」→ハモグリバエ(エカキムシ)。葉の中に潜って食害するため、被害葉は早めに除去します。「夜に苗が根元から倒される」→ヨトウムシやネキリムシ。土中に潜み夜間に食害するため、発見が遅れがちです。
農薬を使わない予防・対処法
有機栽培で最も大切なのは「予防」です。具体的な方法として、まず「健全な土づくり」。EMぼかし肥料と堆肥で微生物豊かな土壌を作ることで、植物自体の抵抗力が高まります。次に「防虫ネット」。0.6mm目合いの防虫ネットをトンネル状にかけると、アオムシ・ハムシ・アブラムシの侵入を物理的に防げます。「コンパニオンプランツ」も有効で、マリーゴールド(センチュウ忌避)、バジル(アブラムシ忌避)、ネギ類(土壌病害の抑制)の活用がおすすめです。「EM活性液の葉面散布」は予防効果があり、500〜1000倍に薄めたものを週1回葉にスプレーします。有用微生物が葉の表面に膜を作り、病原菌の定着を防ぐ効果が期待できます。
被害が出てしまった場合の応急対処
病害虫の被害が出た場合の応急処置を紹介します。うどんこ病は、初期段階なら重曹スプレー(水1Lに重曹小さじ1/2)を吹きかけると進行を抑えられます。アブラムシは、牛乳スプレー(牛乳を水で2倍に薄めたもの)を晴れた日に散布すると、乾燥時に膜ができて窒息させます。アオムシやヨトウムシは捕殺が基本。朝夕の涼しい時間帯に葉の裏を確認し、見つけ次第取り除きます。被害がひどい葉は切り取って処分し、残った株にEM活性液を散布して回復を促します。いずれの場合も、発見が早ければ早いほど対処が楽になるため、毎日の観察を習慣にしましょう。
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