家庭の生ごみを堆肥にして家庭菜園に使いたいのですが、EMを使った簡単なコンポストの作り方を教えてください。臭いも心配です。
EMを使った生ごみコンポストは、密閉バケツで始められます
EMを使った生ごみコンポストは、生ごみにEMボカシⅠ型をふりかけて、密閉バケツの中で発酵させる方法です。
生ごみをそのまま腐ら……
■ 夏のコンポストが臭くなる原因
コンポストの悪臭はほぼ「腐敗」によるものです。生ごみの分解には「発酵(好気性または嫌気性の有用な分解)」と「腐敗(嫌気性の悪臭を伴う分解)」の2つの道があり、臭いの原因は後者です。
腐敗しやすい生ゴミを入れた
魚のアラや食べ残しなど腐敗しやすい物は、水分調整や空気相の確保が必要

コバエ(ショウジョウバエ、キノコバエなど)は、発酵途中の生ごみや湿った有機物に卵を産み付けます。特に、フタや覆いに隙間がある、生ごみが表面に出ている、果物の皮を入れた直後、水分が多くベチャベチャしている、といった状態では発生しやすくなります。
夏場のコンポストの適正水分は50〜60%です。ひとつかみ握って、じわっと水気を感じるが滴り落ちない程度が目安です。
水分の多い生ごみは、入れる前にザルで水を切るか、半日ほど天日に干してから入れると安心です
コンポスト容器に雨が入らないよう、フタや屋根も確認しましょう
生ごみを投入するたびに、その上からEMボカシⅠ型をひとつかみ振りかけ、落ち葉や枯れ草などの乾いた素材とよく混ぜてください。最後に、表面を落ち葉や枯れ草で覆います。生ごみをむき出しにしないことで、臭いと虫の両方を防ぎやすくなります。
密閉型の生ごみ用のEMバケツを使う場合は、生ごみとEMボカシⅠ型を交互に重ねる「ミルフィーユ方式」が定番の方法です。嫌気性の環境で乳酸発酵が進み、腐敗臭をほとんど出さずに一次発酵を進められます。
フタや覆いに隙間があると、コバエが入り込みやすくなります。コンポスト容器の開口部には、目の細かい防虫ネットをかぶせると安心です。フタと本体の間に隙間がある場合は、布やパッキンなどでふさぎましょう
容器の外側に木酢液を100倍程度に薄めたものをスプレーしておくと、虫が寄りつきにくくなります。EMガーデンの希釈液でも代用できます

100円ショップなどにもいろいろな種類のネットがあります。上手に活用してみては
夏場は以下の点に気をつけると、トラブルが減ります。
| 入れてOK | 注意が必要 | 避けたほうがよい |
|---|---|---|
| 野菜くず、茶がら、コーヒーかす、卵の殻、ごはんの残り | 果物の皮(水切りしてから)、生魚のアラ(少量ずつ) | 肉の脂身(大量)、油(液体のまま)、貝殻(分解に時間がかかる) |
特にスイカやメロンの皮は水分量が非常に多いため、そのまま投入すると一気に水分過多になります。薄く切って半日天日に当ててから入れると、トラブルを抑えられます。
食べ残し、魚、肉類は臭いが出やすいため、入れる場合は少量ずつにしましょう。入れたあとは、乾いた素材とよく混ぜて、水分が多くなりすぎないようにし、空気が入りやすい状態を保つことが大切です。
すでに臭いが出ている場合は、まず全体をよくかき混ぜて空気を入れます。底のほうにある酸素不足の部分を崩すことが大切です
コンポストは、容器のタイプによって管理のポイントが少し違います。



コンポストは「微生物に分解してもらう」作業です。微生物が働きやすい環境(適正な水分・空気・炭素と窒素のバランス)を整えるのが、臭いも虫も出さない管理の基本です。
夏場はひと手間増えますが、夏に仕込んだ堆肥は秋の土づくりに最適なタイミングで完成するため、ぜひ続けてみてください。
大丈夫です。中身をかき混ぜてEMボカシⅠ型を少し多めに入れ、フタをして直射日光の当たらない場所に2〜3週間置いておきましょう。その間は、新しい生ごみの投入を休みます。
初期対応として、容器の外周に粘着トラップ(黄色いシート)を設置して成虫を捕獲します。並行して、対策3の物理バリアと対策2のEMボカシ大量投入を実施。新しい生ごみの投入は数日止めて、発酵を安定させることが先決です。

虫対策のための粘着テープ
密閉型のEMバケツや専用の生ごみ処理機なら、ベランダでも臭いを抑えながら運用できます。ただし、マンションの管理規約で禁止されている場合があるため事前に確認してください。隣戸への配慮として、防虫ネットや密閉性の高いタイプを選ぶことをおすすめします。
EM関連製品の取扱店、自然食品店、一部のホームセンターで入手できます。手作りすることもできますが、初めての方は市販品から始めるほうが品質が安定しています。
密閉型なら一次発酵後に土に埋めて2〜3週間、開放型なら全体が黒っぽくサラサラの土状になるまで(夏場で1〜2ヶ月)が目安です。香りが土の匂いに近くなり、原型をとどめた生ごみがなくなったら使用可能です。野菜の植え付け2週間前までに土に混ぜ込むのがおすすめです。
続けて問題ありませんが、容器の置き場所を見直してください。直射日光が当たる場所だと内部温度が上がりすぎ、微生物の活動が乱れることがあります。半日陰、または風通しの良い軒下が理想的です。
コンポストで生ゴミを処理するのは「微生物に分解してもらう」作業です。微生物が働きやすい環境(適正な水分・空気・炭素と窒素のバランス)を整えるのが、臭いも虫も出さない管理の基本です。水分の調節や空気相を確保するための資材として、乾いた落ち葉、枯れ草、チップ、もみ殻、新聞紙などが必要です。さらに微生物の添加や水分の調整のために、良く発酵した堆肥や畑の土、微生物資材が必要です。
夏のコンポストの悪臭発生の原因の多くは、水分過多や通気不良のための腐敗発酵によるものと考えます。また魚や調理残渣など窒素成分が多い物を入れると悪臭が発生しやすくなります。
好気性と嫌気性の微生物を複合培養したものです。
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