Q.自家採種(じかさいしゅ)とは?家庭菜園でもできますか?

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Q. 自家採種(じかさいしゅ)とは?家庭菜園でもできますか?

自家採種とは「自分の畑で採れた種をまた使うこと」

自家採種とは、自分の畑で育てた野菜から種を採り、翌年もその種をまいて育てる方法です。昔から各地の家庭や農家で受け継がれてきた、野菜づくりの基本のひとつです。買った種に頼りきらず、自分の畑で「種のサイクル」を回していけるのが魅力です。

家庭菜園でもできます

結論から言うと、家庭菜園でも十分にできます。ポイントは、種が採りやすく育てやすい野菜から始めることです。いきなりむずかしい野菜に挑戦するより、身近な野菜で「採る・乾かす・保管する・まく」の流れを一度体験してみるのがおすすめです。

種採りに向く野菜の例

  • 豆類(インゲン、エダマメなど)…さやが茶色く枯れるまで畑に置いておくと採りやすい
  • シソ・バジル…花が終わって穂が茶色くなったら、しごいて種を落とす
  • トマト…よく熟した実から種を取り出し、水洗いしてぬめりを落として乾かす
  • オクラ・ゴーヤ…実を大きく熟させてから種を採る

まずはこうした「種が目で見てわかりやすい」野菜から挑戦すると、失敗しにくく続けやすいです。

種を採る時期の目安

種採りの時期は野菜によって違いますが、多くは花が咲いたあと、実やさやがしっかり熟してからが目安です。実を食べる野菜は「食べごろを少し過ぎて完熟した状態」、豆やシソなどは「さやや穂が枯れ色になったころ」が一つの目安になります。採ってすぐは水分が残っているので、数日から数週間かけてよく乾かすと安心です。

採り方・保管のコツ

種採り用の株は、実を収穫せずに残して、しっかり完熟・成熟させるのが基本です。採った種は、よく乾かしてから紙袋や封筒に入れ、風通しのよい涼しい場所で保管します。袋には「野菜名・採った年」を書いておくと、翌年迷いません。空き缶などの密閉容器に乾燥剤を入れて、冷蔵庫で保管するとより良いです。

病気が出た株や、育ちの悪かった株からは種を採らないようにします。元気でおいしかった株から採るのが、翌年につなげるコツです。

固定種・在来種を選ぶと種採りしやすい

F1(交配種)は、親と同じ性質になりにくいため、種採りには向きません。種袋に「固定種」「在来種」と書かれたものを選ぶと、翌年も似た性質の野菜が育ちやすいと言われています。

失敗しやすい点(注意点)

  • 実が完熟する前に採ってしまう(発芽しにくくなります)
  • 乾燥が足りないまま保管してカビが出る
  • 湿気の多い場所で保存する
  • 種を採るときに他の品種の花粉が混ざる(近くに同じ仲間の別品種があると起こりやすい)

よい種は「よい土」とセットで

自家採種は、種の善し悪しだけでなく、それを育てる土の状態も大切です。堆肥やEMボカシⅡ型やEMガーデンなどを使って土づくりをしておくと、微生物のはたらきで土がふかふかになり、野菜が育ちやすい環境に近づくと言われています。よい土とよい種の組み合わせが、家庭菜園を長く楽しむ土台になります。

自家採種のうれしい点

  • 種代がかからず経済的
  • 年々、その畑の環境になじんだ野菜になっていくと言われています
  • 好みの株から種を採れば、自分好みの野菜に近づけられます

👉 なぜ「種」と「土の中の微生物」が畑の味を左右するのか、くわしくはこちらのコラムで解説しています:おいしい野菜の秘密は「種」と「土の中の微生物」

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