Q.根の周りの微生物「根圏微生物」とは何ですか?

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Q. 根の周りの微生物「根圏微生物」とは何ですか?

根圏微生物とは「根の周りにすむ微生物」のこと

植物の根のすぐ周りには、細菌やカビ(糸状菌)など、たくさんの微生物がすみついています。
この根の周りの微生物のまとまりを「根圏(こんけん)微生物」と呼びます。
根の表面からごく近い範囲を指すことが多く、少し離れた土とはすむ微生物の顔ぶれがちがってくるのが特徴です。

なぜ根の周りに集まるの?

植物は根から糖やアミノ酸などの「分泌物」を出しています。
これをエサにする微生物が根の周りに集まってくるため、根圏には独特の微生物のまとまりができます。
根圏の微生物は植物の生育や病気への強さにも関わると考えられており、「植物の第二のゲノム」と呼ばれることもあります。
植物と微生物がおたがいに支え合う関係とも言えます。

家庭菜園でできる「根圏を整える」土づくり

根圏微生物そのものを直接あつかうことは、家庭菜園ではなかなか難しいものです。
そこで大切になるのが、微生物がすみやすい土そのものを育てることです。
次のようなポイントを意識してみましょう。

  • 堆肥や腐葉土をすき込む
    完熟した堆肥や腐葉土を入れると、微生物のエサやすみかが増えます。
    植えつけの2〜3週間ほど前までにすき込んでおくと、土になじみやすくなります。
    EMガーデンを500倍に薄めてたっぷり散布すると土の中の微生物の応援部隊として働いてくれます。
  • 土を乾かしすぎない
    極端な乾燥では微生物の活動が鈍りやすいと言われています。
    ワラや刈り草でのマルチングは、乾燥を防ぐ助けになります。
  • 根を大切に扱う
    植えつけや移植のとき、根鉢をむやみに崩さないようにすると、根の周りの環境が保たれやすくなります。
  • 連作をなるべく避ける
    同じ場所で同じ科の野菜を続けると、土の微生物のバランスが偏りやすいと言われています。
    ナス科(トマト・ナス・ピーマン)やウリ科(キュウリ・スイカ)などは、植える場所を毎年変える輪作を心がけると安心です。

EMボカシを使うときのポイント

堆肥やEMボカシⅡ型などで土の中の微生物を豊かに保つことも、根圏の環境を整える土づくりの一つの方法です。
効果の感じ方には個体差があり、土の状態や気候によっても変わってきますので、まずは一部の畝で試しながら、自分の畑に合う使い方を見つけていくとよいでしょう。

おすすめの始めどき

土づくりは、野菜を植えていない冬から早春の畑の休み時期が取り組みやすい季節です。
この時期にじっくり堆肥を入れておくと、春以降の栽培に向けて土の準備が進みます。
あわてず、少しずつ土を育てていくのが根圏を整える近道です。

👉 なぜ「種」と「土の中の微生物」が畑の味を左右するのか、くわしくはこちらのコラムで解説しています:おいしい野菜の秘密は「種」と「土の中の微生物」

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