トマトの隣にバジルを植えると、本当に美味しくなるのでしょうか?
この記事でわかること 相性の良い植物を一緒に植える「コンパニオンプランツ」の代表格、トマトとバジルの組み合わせがなぜ効果的なのか。その科学的な理由と、寄せ植えを成功させるコツを解説します。 ……
マンション高層階特有の「強風」からベランダ菜園を守る方法を解説します。茎折れを防ぐ「あんどん仕立て」や支柱の工夫、風に強い野菜の選び方をご紹介します。
高層階のベランダは地上よりも風が強く、野菜にとっては過酷な環境です。対策なしでは、支柱ごと倒れたり、風で葉がボロボロになったりしてしまいます。対策のポイントは「風を受け流す仕立て」と「重心を低く保つこと」の2つです。
背が高くなるトマトやキュウリには、通常の支柱1本立てではなく、複数本の支柱をリングでつなぐ「あんどん仕立て」が効果的です。また、風に強い背の低い野菜を選ぶことも、高層階で家庭菜園を続けるためのスマートな選択です。
プランターの周囲に3〜4本の支柱を立て、リングや紐で横につないで立体的な枠を作る方法です。野菜をこの枠の中で育てることで、風を受けても一箇所に負担が集中せず、株全体で力を分散して支え合うことができます。
ステップ1として、プランターの四隅に支柱を深く差し込みます。100均のワイヤー支柱や竹支柱が使いやすいです。
ステップ2では、支柱の上部、中部、下部の3箇所をリングや麻紐で横につなぎます。リングがない場合は、紐でぐるりと巻いて固定します。
ステップ3として、野菜の茎をこの枠に沿って誘引します。成長に合わせて結び直していきましょう。
茎を支柱に固定する際、きつく縛りすぎると風で揺れた時にポキっと折れてしまいます。「8の字結び」で適度な隙間(あそび)を作ることで、風を受け流すことができます。茎と支柱の間に指1本分の余裕を持たせるのが目安です。
プランターの底に敷く鉢底石を、通常より多め(容器の1/4程度)に入れることで、重心が下がり安定感が増します。
プランターの外側にレンガやコンクリートブロックを置いて、物理的に倒れにくくする方法も有効です。見た目が気になる場合は、おしゃれなプランターカバーの中に重石を入れる方法もあります。
プランターをスノコの上に載せ、結束バンドでスノコに固定する方法もあります。スノコ自体はベランダの壁やフェンスに紐で繋いでおくと、さらに安全です。
高層階では、風の影響を受けにくい「背が低い野菜」や「根がしっかり張る野菜」が向いています。
ミニトマト(矮性品種)は、大きくならない品種を選べば支柱なしでも自立し、風の抵抗を最小限に抑えられます。「レジナ」「マイクロトマト」などがおすすめです。
サラダ菜・レタスは、背が低く地面に張り付くように育つため、強風の影響をほとんど受けません。
ラディッシュは根菜のため地上部が小さく、風で倒れる心配がありません。約1ヶ月で収穫できる手軽さも魅力です。
シソ・バジルなどのハーブは、適宜摘心(芽を摘む)をして枝分かれさせることで、横に低く茂らせることができます。
キュウリやゴーヤなどのつる性野菜は、ネットに絡ませると風を受ける面積が大きくなり、強風時に危険です。どうしても育てたい場合は、壁際に配置して風除けネットを併用しましょう。
夏の日よけに使う遮光ネットは、風よけとしても活用できます。ベランダの手すりに取り付けることで、直接的な風の衝撃を和らげます。ただし、風通しが悪くなりすぎると蒸れの原因になるため、遮光率40〜60%程度のものを選びましょう。
すだれや竹の垣根は、見た目もおしゃれで風よけ効果があります。100均でも小型のものが手に入るので、プランターの周囲に設置するのも一つの方法です。
物理的な対策に加え、微生物資材の活用も間接的な強風対策になります。100倍希釈液を継続的に与えることで、野菜の根張りが格段に良くなります。土をしっかりと掴む強い根があれば、地上部が揺れても株がぐらつきにくくなり、風への抵抗力が向上します。
高層階の菜園は、あんどん仕立て・重し・風除けネットという物理的なガードと、背の低い野菜を選ぶという作物選択、そして微生物による「根の強化」の三段構えで守りましょう。空に近いベランダでも、工夫次第で豊かな収穫を楽しむことができます。