Q.追肥はいつ・どれくらい必要?野菜別の追肥タイミングと量の見極め方

Q. 家庭菜園の追肥は、いつ・どれくらい・どのように行えばいいですか?野菜ごとの目安と肥料過不足の見分け方も教えてください。

追肥(ついひ)とは、植物の生育途中に追加で施す肥料のことです。植え付け前に施す「元肥(もとごえ)」だけでは、生育期間の長い夏野菜は途中で栄養切れを起こしてしまいます。

しかし、「いつ、どれくらい追肥すればいいのか」がわからず、不安を感じている初心者の方は多いのではないでしょうか。肥料は少なすぎても多すぎても問題です。

有機栽培の現場で蓄積されてきた知見と経験をもとに、追肥の基本から野菜別の具体的な目安まで、詳しく解説します。

■ 追肥の基本的な考え方

追肥の目的は、植物の成長ステージに合わせて必要な栄養を適切なタイミングで補給することです。

植物が栄養を最も必要とするのは、以下のタイミングです。

  • 茎葉が旺盛に伸び始めるとき(栄養成長期)
  • 花が咲き始めるとき(生殖成長への転換期)
  • 実が肥大するとき(果実の充実期)

有機栽培・EM栽培においては、化学肥料のような即効性はないため、「少量を頻繁に」が基本戦略です。一度にたくさん施すのではなく、2週間おきにこまめに補給していくイメージを持ちましょう。

■ 野菜別の追肥スケジュール

【トマト】
  • 開始時期:第一果房の実がピンポン玉大になったとき
  • 頻度:2週間に1回
  • 量の目安:EMボカシⅡ型を1株あたり大さじ2〜3杯。株元から少し離れた場所にまき、軽く土と混ぜる
  • 注意点:窒素過多になると「つるぼけ」(葉ばかり茂って実がつかない)を起こします。葉が異常に濃い緑になり、茎が太すぎる場合は追肥を控えましょう
【ナス】
  • 開始時期:最初の実を収穫した後(一番果は小さいうちに収穫して株の負担を減らす)
  • 頻度:2週間に1回
  • 量の目安:EMボカシⅡ型を1株あたり大さじ3〜4杯。ナスは「肥料食い」と言われるほど養分を必要とします
  • ポイント:7月下旬の更新剪定時には追肥を多めに。EMボカシⅡ型をひとつかみ(約50g)施し、EM活性液の500倍液も灌注する
【キュウリ】
  • 開始時期:最初の実を収穫した後
  • 頻度:2週間に1回(収穫最盛期は10日に1回)
  • 量の目安:EMボカシⅡ型を1株あたり大さじ2〜3杯
  • 注意点:キュウリは栽培期間が比較的短く、追肥が遅れると実が曲がったり苦味が出たりします。こまめな追肥がポイントです
【ピーマン・シシトウ】
  • 開始時期:最初の実を収穫した後
  • 頻度:2〜3週間に1回
  • 量の目安:EMボカシⅡ型を1株あたり大さじ2杯
  • ポイント:ピーマンはナスほどの肥料は必要としません。与えすぎると実が硬くなることがあります
【枝豆】
  • 追肥:基本的に不要。マメ科は根粒菌との共生により自ら窒素を固定するため、追肥すると「つるぼけ」を起こしやすい
  • 例外:花が咲いた後にEM活性液の1000倍液を1〜2回灌注する程度でOK
【葉物野菜(レタス・小松菜・ほうれん草など)】
  • 追肥:栽培期間が短い(30〜50日)ため、元肥が十分なら追肥は不要。生育が遅い場合にEM活性液の500倍液を灌注する程度

■ 肥料の過不足を見分けるサイン

肥料不足のサイン
  • 下葉(古い葉)から黄色くなる(窒素不足の典型症状)
  • 葉の色が全体的に薄い黄緑色
  • 茎が細く、節間が長い
  • 実が小さい、少ない、着色が悪い
  • 花が落ちやすい
肥料過多のサイン
  • 葉が異常に濃い緑色で厚い
  • 葉が内側に巻いている(カッピング)
  • 茎が太すぎる
  • 花は咲くが実がつかない(つるぼけ)
  • 葉の縁が枯れる(肥料焼け)
  • アブラムシが異常に多い(窒素過多の株は虫がつきやすい)

■ 有機肥料での追肥のコツ

有機肥料(EMボカシⅡ型、油粕、魚粉など)は化学肥料と違い、施用してから効果が出るまでに時間差があります。微生物が有機物を分解して初めて、植物が吸収できる形の栄養素になるためです。

このため、有機栽培では以下のポイントを意識してください。

  1. 「症状が出てから施す」では遅い:肥料切れのサインが出る前に、定期的に追肥するのが基本です。カレンダーに追肥日をメモしておくと忘れません
  2. EMボカシⅡ型+EM活性液の併用:EMボカシⅡ型は固形の緩効性肥料として土壌に施し、EM活性液の希釈液は液肥としてすぐに吸収されやすい栄養を補給します。この併用が有機栽培における追肥の理想型です
  3. 株元から離して施す:追肥は根の先端付近(株元から15〜20cm離れた場所)にまきます。株元に直接置くと根を傷めることがあります
  4. 施した後に軽く土をかぶせる:有機肥料は表面に放置するとコバエの発生源になります。必ず軽く土と混ぜるか、土をかぶせましょう

■ プランター栽培での追肥の注意点

プランター栽培は地植えに比べて土の量が限られるため、追肥の影響が出やすい(良くも悪くも)という特徴があります。

  • 量は控えめに:地植えの7割程度を目安にします
  • 頻度は同じかやや多め:水やりのたびに養分が流出するため、薄めのEM活性液をこまめに施すのが効果的です
  • 置き肥と液肥を使い分ける:EMボカシⅡ型を月1回プランターの縁に置き肥として施し、その間にEM活性液の1000倍液を水やりのたびに与えるのがおすすめです

追肥は「植物との対話」です。葉の色・茎の太さ・実のつき具合を日々観察し、植物が求めているものを読み取る。その感覚は経験とともに磨かれていきます。最初は本記事の目安を参考にしつつ、自分の菜園の野菜の反応を記録していくことで、来年にはさらに上手な追肥ができるようになるでしょう。

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