【7月】カチカチの畑がふかふかに!秋まきに備える土づくりと「有機物」の話

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夏野菜がひと段落しはじめるこの時期、実はもう秋まきに向けた土づくりのスタートラインです。
「畑の土がカチカチで、スコップが入らない」「何度耕してもすぐ固くなる」というお悩みをよくいただきます。
今回は、土が硬くなる理由と、その対策として欠かせない「有機物」について、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。

なぜ土は硬くなるのか

トラクターなどの機械で耕したり、粘土質が強く、雨や水やりのたびに土の粒子が押し固められたり、刈り草やたい肥などの有機物を使わずに化学肥料ばかりで栽培を続けると、土の中の隙間(団粒構造)がつぶれてしまいます。
すると水はけや通気性が悪くなり、根が伸びにくい「カチカチの土」になってしまいます。
特に粘土質の土壌は水分を含むと固まりやすく、乾くとさらに硬くなるという悪循環が起きやすい傾向があります。
プランターの土も、同じ土を何年も使い続けていると、同様に固くなっていきます。

 

土を柔らかくする具体的な方法

1.堆肥や腐葉土を土に混ぜる

まずは晴れた日を選び、堆肥や腐葉土などの有機物を土に加え、全体をしっかり耕します。
堆肥や腐葉土は、土の中にすき間をつくるだけでなく、微生物のエサやすみかにもなります。

2.EMガーデンで微生物を加える

有機物を混ぜたあと、EMガーデンを100倍に薄めた液を土全体に散布します。
目安は、水5Lに対してEMガーデン50mlです。

EMガーデンに含まれる微生物が、有機物の分解や発酵を助け、土の粒が集まった「団粒構造」が育ちやすい環境を整えます。
団粒構造ができると、水はけと水もちのバランスがよくなり、根が伸びやすい土につながります。

3.土の表面を有機物で覆う

栽培中は、畝や株元の土の上に、腐葉土、植物性の堆肥、刈り草、もみ殻などを厚めに敷きます。
土の表面を覆うことで、乾燥や雨による土の固まりを抑えやすくなります。

さらにEMガーデンの希釈液を定期的に散布すると、有機物の分解を助けながら、土が固まりにくい環境づくりにつながります。

腐葉土

「有機物」って結局何?土への効果

「有機物」とは、落ち葉や生ごみ、家畜のふんなど、もともと生き物由来の成分を含む資材のことです。
土に混ぜ込むと、土の中の微生物のエサとなり、住処にもなります。微生物が活動することで土の粒同士がくっつき合い、水はけと保水性を両立した「団粒構造」がつくられていくのです

化学肥料だけでは補えない、土そのものの物理的な性質を改善してくれるのが、有機物の大きな役割です。
堆肥・腐葉土のほか、もみ殻くん炭やわらなども、身近な有機物として活用できます。

もみ殻くん炭あらかじめEMをしみ込ませておくと非常に良い

もみ殻くん炭には、あらかじめEMガーデンの希釈液をしみ込ませてから使うのがおすすめです。微生物がすみつきやすい環境づくりにつながります。

EM(有用微生物)を使った土づくりのポイント

EM(有用微生物群)をボカシ肥料や堆肥づくりに取り入れると、有機物の分解がスムーズに進みやすくなると言われています。
生ごみや落ち葉をEMボカシと一緒に発酵させてから畑にすき込むことで、微生物の働きを借りながら土づくりを進めることができます。

畑がなくても、プランターで使い終わった土にEMボカシⅡ型を混ぜ、土全体を発酵させて再生する方法から始められます。

古い根や枯れ葉を取り除いた土にEMボカシⅡ型をよく混ぜ、水分を加えてしばらく休ませます。

特別な道具を用意しなくても、身近なプランターの土から試せるため、家庭菜園初心者にも取り入れやすい方法です。

EMボカシⅡ型

秋まきに向けたスケジュールの目安

大根や白菜、ほうれん草、小松菜など、秋まき野菜の多くは8月下旬から9月にかけての種まきが目安になります。
特に夏は気温が高く、微生物も活発に働きやすい時期です。
この時期から土づくりを始めておくことで、有機物が土になじむ時間をしっかり確保できます。
急に固い土に種をまいても発芽や根の伸びに影響が出やすいため、少しずつ準備を進めておくと、後の作業がぐっと楽になります。

有機物を入れるときの注意点

未熟な堆肥や、発酵が進んでいない生ごみをそのまま土に混ぜて種まきや苗を植えてしまうと、分解の過程で土の中の窒素が一時的に使われてしまったり、分解の熱で土の中が熱くなって根に負担がかかることが多く、かえって野菜の生育を妨げることがあります。

たい肥はしっかり発酵・熟成させたものを選び、すき込んだ後は2週間ほど土になじませる期間を置くと、より安心して種まき・植えつけに進めます。

また、生ゴミなどの有機物をたっぷり入れて土を盛り、EMガーデンを100倍に薄めた液をしっかりかけたあと、透明のビニールで覆って土を温める「太陽熱消毒」をすると、土がより良い状態になりやすく、秋野菜が育ちやすい土づくりにつながります。

真夏の炎天下での作業は体への負担も大きいため、朝夕の涼しい時間帯に少しずつ進めるのがおすすめです。


 

秋まきの種まき・植えつけまでは、まだ少し時間があります。
今のうちから少しずつ土に有機物を足していくことで、次のシーズンの野菜がぐんと育ちやすい土台ができあがります。
まずは畑の土を触ってみて、硬さや湿り具合を確かめるところから始めてみてください。

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