「EMボカシ」とは何ですか?
Q. 「EMボカシ」とは何ですか? 一言でいうと「EMの力で発酵させた有機肥料」です EMボカシとは、米ぬかや油カス、魚カスなどの有機物(動植物からできた材料)を、EMに含まれる乳酸菌や酵母菌などの微……
ホームセンターの肥料売り場に行くと、袋にずらりと数字が並んでいます。
「8-8-8」「14-6-5」——これが何を意味しているのか分からなくて、なんとなく手が止まってしまう。
そんな経験はありませんか。
この数字の正体が「N・P・K(エヌ・ピー・ケー)」です。
化学記号が出てくると身構えてしまいますが、覚えることは三つだけ。
テストがあるわけでもありませんので、気楽に読んでみてくださいね。
野菜が育つためには、いろいろな栄養が必要です。
その中でも特にたくさん必要になるのが、次の三つ。
人でいう「主なおかず」のようなものだと思ってください。
覚え方はとてもシンプルです。
N は葉っぱ、P は実、K は根っこ。
昔から「葉肥(はごえ)・実肥(みごえ)・根肥(ねごえ)」とも呼ばれてきました。
これだけ頭に入っていれば、売り場で迷うことはぐっと減ります。
では、あの数字です。
「8-8-8」は、左からN・P・Kの順で、その肥料100gの中に何g入っているかを表しています。
つまり8-8-8なら、100gの中に窒素が8g、リン酸が8g、カリが8g入っている、ということ。
栄養成分表示のようなものだと考えると分かりやすいと思います。
数字が三つとも同じものは、バランスよく配合された肥料です。
どれを選べばいいか迷ったときは、この「三つとも同じ数字」のものを選んでおけば、家庭菜園ではまず困りません。
慣れてきたら、葉物には最初の数字(N)が高いもの、実を採る野菜には真ん中(P)が高いもの、という選び方もできます。
ここが、いちばんお伝えしたいところです。
肥料は「たくさんあげたほうがよく育つ」ものではありません。
特に窒素(N)が多すぎると、葉っぱばかりが茂って、実がつきにくくなることがあります。
きゅうりやかぼちゃで、つると葉ばかり元気なのに実が採れない——これは「つるボケ」と呼ばれる、よくある状態です。
やわらかく茂りすぎた葉は、アブラムシなどの虫にも好かれやすくなります。
大根やにんじんも、葉は立派なのに根が太らない、ということが起こります。
育ちが心配なとき、つい「肥料が足りないのかも」と足したくなりますよね。
でも、まずは少なめから始めて、様子を見ながら足していくほうが、ずっと安心です。
足りなければ後から足せますが、入れすぎた分は簡単には減らせないからです。
肥料をあげるタイミングは、大きく二回に分けて考えます。
むずかしい計算はしなくて大丈夫です。
完熟堆肥やEMボカシⅡ型などの有機物を土に混ぜると、土の中の微生物がその有機物を少しずつ分解していきます。
EMガーデンを薄めて水やりをするなどして、微生物の働きも利用しながら、有機物を植物が養分として利用しやすい状態へ変えていくのが、有機質の肥料を使った土づくりの特徴です。
すぐに効かせるというより、土の中で少しずつ分解されながら、野菜の生育を支えていくイメージです。
肥料の数字は、身構えるほどむずかしいものではありませんでした。
「Nは葉っぱ、Pは実、Kは根っこ」
「数字は100g中のg数」
「まずは少なめから」
この三つだけ覚えておけば、売り場でも畑でも迷わなくなります。
分からないことがあっても大丈夫、野菜は少しずつ教えてくれます。
次の植えつけのときに、ぜひ袋の数字を見てみてくださいね。

EMボカシⅡ型
参考文献:『EMでつくるいきいき家庭菜園』(EM研究所)
https://emlabo.co.jp/product/3273/