秋植えのタマネギ|植え付け適期と土づくりの手順

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秋の家庭菜園でぜひ取り組みたいのが、タマネギの植え付けです。
秋に植えて冬を越し、翌年の初夏に収穫する長期栽培の野菜です。
畑の準備は植え付けの2週間〜1か月前、タマネギの苗の定植は11月頃が目安になります。
つまり、土づくりを始めるなら今がちょうどよいタイミングです。
この記事では、土の準備からEMガーデンの使い方、冬から春の管理までを順番に整理します。

タマネギは、秋に植えて初夏に収穫します

タマネギは秋に苗を植え、翌年の初夏に収穫する流れです。

植え付けの時期の目安は次のとおりです。
お住まいの地域によって前後するので、種袋に書かれた説明もあわせて確認してください。

  • タマネギ:11月頃に苗を定植し、翌年の初夏に収穫
  • タマネギの苗は、9月頃から園芸店やホームセンターに並び始めます

半年以上畑を使う野菜です。
そのぶん、最初の土づくりの出来がそのまま収穫に響きます。
慌てて植える前に、土を整える時間をしっかり取っておきましょう。

植え付けの2週間〜1か月前に、土づくりを済ませます

タマネギは、腐植に富んで日当たりがよく、水もちのよい土を好みます。
反対に、酸性に傾いた土や乾燥は苦手です。
土に入れた有機物が落ち着くまでには時間がかかるため、植え付けの2週間〜1か月前には準備を終えておきます。

1.完熟堆肥とEMボカシⅡ型を土に入れる

1㎡あたり完熟堆肥を3kg、EMボカシⅡ型を200〜500gを目安に土へ入れます。
土が酸性に傾いている畑では、貝化石を1㎡あたり150〜300gほど加えます。
深さ30cmくらいまでを目安に、スコップで全体にまんべんなく混ぜ込んでください。

2.EMガーデンで微生物を加える

堆肥などを入れたら、その上から100倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して50ml)をまき、土を耕してなじませます。
100倍は、植え付け前の土づくりに使うときの倍率です。
土に入れた有機物が微生物のはたらきでなじみ、根が伸びやすい状態に整っていきます。

覚え方はシンプルで、土づくりには100倍、普段の水やりには500倍です。
普段の水やりに使うときは、水5Lに対してEMガーデン10mlが目安になります。

3.プランターで育てる場合

プランターでもタマネギは育てられます。
深さ20cm以上のプランターを選び、市販の培養土に完熟堆肥をひと握り混ぜておきます。
土に水を含ませるときに、100倍に薄めたEMガーデンを全体が湿るくらいまで与えてから、2週間ほど置いてください。
古い土を再生して使う場合は、この期間を長めに取ると安心です。

タマネギは苗の太さで植え時を見分けます

タマネギは、苗を買ってきて植える方法がいちばん手軽です。
苗選びの目安は、草丈20〜25cm、茎が鉛筆くらいの太さ(6〜7mm)のがっしりしたものです。

 

ここで気をつけたいのが、植える時期です。
早く植えすぎると苗が大きく育ちすぎて、春にトウ立ち(花芽が伸びること)してしまい、球が太りません。
反対に遅すぎると、根が張らないまま冬を迎えて枯れてしまうことがあります。
「大きい苗を早めに」ではなく、ちょうどよい太さの苗を適期にが失敗しないコツです。

定植の手順は次のとおりです。

  • 条間25〜30cmで、深さ4cmほどの溝を掘る
  • 10〜12cm間隔で苗を置き、土をかぶせる
  • 1条植えるごとに、根の近くの土を軽く踏んで落ち着かせる
  • 植え終わったら、500倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して10ml)を株元にたっぷり与える

根の近くを踏むのは乱暴に見えますが、苗と土を密着させて根づき(活着)をよくするための作業です。
そのあとの水やりで、土のすき間が自然に落ち着いていきます。

冬から春の管理は、追肥が中心です

植え付けが済んだら、あとは春までじっくり待つ時期に入ります。
この間にやることは多くありませんが、追肥のタイミングだけは押さえておきましょう。

追肥の時期

  • タマネギ:12月上〜中旬と3月頃の2回。EMボカシⅡ型かEM生ごみ堆肥を株のあいだにまく
    ⇒ 有機質肥料のEMボカシⅡ型は化成肥料よりも効果がゆっくりなので一般の施用時期より早く施します

  • 追肥のあとに500倍に薄めたEMガーデンを株元に与えると、土になじみやすくなります

球が太り始めるまでの養分の供給が、収穫の大きさを左右します。
生育の前半にきちんと追肥しておくことが大切です。

収穫と保存の目安

収穫のサインは、地上部の様子で判断します。

  • タマネギ:茎葉が8割ほど倒れたら収穫適期。晴天が続いて土が乾いているときに抜き取り、畑で2〜3日乾かす
  • 風通しのよい日陰につるしておくと長く保存できます

タマネギは5〜6個ずつしばってつるすのが昔ながらのやり方です。
固い小玉のほうが日もちするので、やわらかい大玉から先に食べていきましょう。

まとめ

タマネギは、秋に植えて初夏に収穫する長期栽培の野菜です。
だからこそ、植え付けそのものより2週間〜1か月前の土づくりが結果を左右します。
1㎡あたり完熟堆肥3kgとEMボカシⅡ型200〜500gを入れ、100倍に薄めたEMガーデンでなじませておきましょう。
鉛筆ほどの太さの苗を適期に植えましょう。
冬のあいだの追肥まで押さえておけば、初夏の収穫がぐっと楽しみになります。

よくある質問

タマネギの苗はいつ買えばいいですか?

9月頃から園芸店やホームセンターに並び始めます。
ただし、買ってすぐ植えると早植えになりやすいので、植え付け適期に合わせて購入するのがおすすめです。
草丈20〜25cm、茎が鉛筆くらいの太さのものを選びましょう。

EMガーデンは、どの倍率を使えばいいですか?

用途で使い分けます。
植え付け前の土づくりは100倍(水5Lに50ml)、普段の水やりは500倍(水5Lに10ml)が目安です。

プランターでもタマネギは育ちますか?

育ちます。
深さ20cm以上のプランターを選び、株間10〜12cmを確保してください。
土の量が少ないぶん乾きやすいので、冬でも土の乾き具合を時々確認しましょう。

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参考文献:『EMでつくるいきいき家庭菜園』(EM研究所)
https://emlabo.co.jp/product/3273/

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