EMボカシⅡ型を作るのに、くん炭や木炭を混ぜてもよいですか?
EMボカシに炭を入れるのは非常に良いことです。 しかし、炭には灰分が含まれているので、入れすぎてしまうとpHが下がらず、良い発酵をしません。 入れるとしたら材料全体の容量比で1割程度が良いでしょう。……
EMボカシⅡ型だけでは土づくりはできません。
ふかふかで水はけ・水もちのよい「いい土」に育てるには、いくつかの材料を組み合わせて、【 土の“体”をととのえること(物理性の改善) 】が大切なんです。
● 堆肥
水もちと排水性をよくするために必要です。
できれば、腐葉土やバーク堆肥など、植物からできた有機質の堆肥がおすすめです。
●ミネラル
微生物が元気に働くためには、バランスのとれたミネラルも欠かせません。
石灰や、ぼかしに含まれる栄養では足りない場合もあるので、土の状態を見ながら補っていきましょう。
●EMなどの微生物のチカラ
土の中にいる微生物が増えることで、「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」という、ふかふかで空気も水も通る土に変わっていきます。
EMをまくことで、土の中に微生物のネットワークができ、野菜の根っこが育ちやすくなるんです。
つまり、EMボカシⅡ型は“栄養”担当だけど、土そのものをつくる“ベース”が別に必要なんですね。
プランターや家庭菜園の土づくりには、
▶ 腐葉土や堆肥(ふかふかのもと)
▶ EM(微生物のちから)
▶ ミネラル(バランス調整)
などと組み合わせて、土のチームプレイを意識すると、野菜たちも元気に育ってくれますよ。