プランターのサラダ菜やレタスは、買うより本当に安くなりますか?
この記事でわかること スーパーで買うよりもお得に、新鮮なサラダ菜やリーフレタスをベランダで収穫し続けるための「掻き取り収穫」のコツと、長く楽しむための追肥タイミングを解説します。 プランタ……
相性の良い植物を一緒に植える「コンパニオンプランツ」の代表格、トマトとバジルの組み合わせがなぜ効果的なのか。その科学的な理由と、寄せ植えを成功させるコツを解説します。
はい、トマトとバジルの寄せ植えには科学的な根拠があります。単に料理の相性が良いだけでなく、「害虫の忌避」「水分バランスの調整」「土壌環境の改善」という栽培上のメリットがあるのです。
バジルが発する強い香り成分(リナロールなど)は、トマトに寄り付くアブラムシやコナジラミなどの害虫を遠ざける効果があります。また、バジルは水を好むため、トマトの周囲の余分な水分を吸い取り、トマトが好む「やや乾燥気味」の環境を整えてくれます。その結果、トマトの糖度が上がりやすくなるのです。
バジルの独特の香りは、人間にとっては食欲をそそる良い香りですが、多くの害虫にとっては「不快な匂い」です。トマトの株元にバジルを植えることで、農薬を使わずに虫除け効果を得ることができます。
トマトは水を与えすぎると味が薄くなり、適度な水ストレスをかけることで糖度が上がります。バジルが周囲の水分を積極的に吸い上げることで、トマトに自然な水ストレスが生まれ、甘みの濃いトマトに育ちやすくなります。
異なる種類の植物を一緒に育てると、根の周りに多様な微生物が増え、土壌環境が豊かになります。微生物を介して植物同士が情報や栄養を共有しているという研究報告もあり、これが「共生」効果の一因と考えられています。
トマト1株とバジル2〜3株を一緒に植える場合、容量25リットル以上の大きめのプランターを選びましょう。狭すぎると根が競合しすぎて、どちらも生育不良になることがあります。
トマトは上に高く伸び、バジルは横に広がります。トマトを北側(奥側)、バジルを南側(手前側)に配置すると、バジルがトマトの影になりすぎず、両方に十分な日光が当たります。
ただし、真夏の強い日差しはバジルの葉を硬くさせるため、トマトの葉陰が少しかかる程度のほうが、柔らかく香り高いバジルが収穫できます。
トマトは「乾燥気味」、バジルは「湿り気味」を好みます。この違いを活かして、水やりはバジルの株元を狙って行いましょう。バジルが水を吸い、トマトは根を伸ばして水分を探す、という理想的な関係が生まれます。
ニラの根に共生する菌が、土壌病害(青枯病など)を抑制する効果があります。ナス科野菜の連作障害対策にも有効です。
マリーゴールドの根から出る成分が、土中のセンチュウ(害虫)を抑える効果があります。プランターの縁に植えると、害虫予防と彩りの両方が楽しめます。
トマトとバジルの寄せ植えは、見た目のおしゃれさだけでなく、害虫忌避・糖度アップ・土壌改善という実利的なメリットがあります。プランターのサイズと配置に気をつければ、初心者でも簡単に「最強のパートナー」を育てることができます。収穫したトマトとバジルでカプレーゼを作れば、自家製の贅沢な一皿の完成です。