米のとぎ汁は肥料になる?植物への使い方と乳酸菌活用のコツ|家庭菜園での注意点
米のとぎ汁は、そのままではなくEMと併用して使うのがおすすめです。 手軽に使うなら「EMガーデンを1%加えてそのまま水やり」、よりしっかり活用したいなら「EM・1で発酵させてから使う」という……
目次
ほうれん草は、冷涼な気候を好む葉物野菜で、初心者でも育てやすい野菜です。
種まきの適期は秋まき(9〜10月)と春まき(2月下旬〜4月)の年2回で、はじめての方には、トウ立ちしにくく霜に当たると甘くなる秋まきがおすすめです。
成功のポイントは3つあります。
酸性の土が苦手なので種まきの2週間前までにpHを整えた土づくりをすること、発芽率があまり高くないので種を芽出ししてからまくこと、そして水やりは500倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して10ml)で「土の表面が乾いたらたっぷり」を守ることです。
以下で、プランター・地植えそれぞれの手順を順番に説明します。
ほうれん草には、葉がギザギザで株元が赤い「日本種」と、葉が丸く株元が白い「西洋種」があります。
日本種は寒さに強いので秋まきに、西洋種はトウ立ちが遅いので春まきに向いています。
生育適温は15〜20℃で、種まきから約40〜50日で収穫できます。
ペットボトルでの育て方はほうれん草はペットボトルで育てられますか?で解説しているので、ここではプランターと地植えに絞ってお伝えします。
ほうれん草は酸性の土に弱く、pH6.5〜7.0の腐植に富んだ土を好みます。
酸性の土では、芽が出ても生育が止まったり、葉が黄色くなったりして、うまく育ちません。
畑にスギナがたくさん生えているようなら酸性が強いサインなので、貝化石などでpHを整えてから種をまきましょう。
土づくりは、春まきなら種まきの1か月前、秋まきなら2週間前までに済ませます。
1㎡あたり完熟堆肥を3kg、EMボカシⅡ型を200〜500gを目安に土に入れ、酸性に傾きがちな土では貝化石を1㎡あたり150〜300g加えます。
その上から100倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して50ml)をまき、深めに耕してなじませておきます。
苦土石灰や消石灰は土を固くする性質があるので、pH調整には貝化石やカキガラ石灰のような穏やかなものを使ってください。
覚え方はシンプルで、土づくりには100倍、普段の水やりには500倍です。
深さ15cm以上のプランターに、市販の野菜用培養土を入れます。
市販の培養土はpHが調整されているので、石灰は基本的に不要です。
培養土にEMボカシⅡ型をひと握り(プランター1つに50gほど)混ぜ、100倍に薄めたEMガーデンを全体が湿るくらい与えて、2週間ほど置いてから種をまきます。
古い土を再利用する場合は、酸性に傾いていることがあるので、貝化石をひとつまみ混ぜておくと安心です。
ほうれん草の種は硬い殻に覆われていて、発芽率があまりよくありません。
種皮についている発芽を抑える成分をぬるま湯で溶かしてやると、発芽がそろいます。
30℃くらいのぬるま湯、または1000倍に薄めたEMガーデンに種を浸して、ひと晩置きます。
そのあと、ぬれた布にくるんで暖かい場所に置き、3〜5mmくらい芽が出た状態にしてからまきます。
芽出しした種は、細かい土や完熟堆肥をまぶしておくと、ばらけてまきやすくなります。
畝が湿っているほうが発芽にはよいので、前日にたっぷり水やりをするか、雨の後に種をまきます。
まき方は次のとおりです。
種をまいたら1cmほど土をかけ、種と土が密着するように手のひらで軽く押さえます。
土が乾かないように敷き草や不織布で覆い、種まき後3日間くらいはたっぷり水をやって発芽を促しましょう。
7〜14日ほどで芽が出ます。芽が出始めたら、畝の上の敷き草は取り除いて通路に敷いておきます。
水やりは、土の表面が乾いたら、500倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して10ml)を株元にたっぷり与えるのが基本です。
葉の表面の微生物も助けるように、葉にも軽くかかるようにかけましょう。
頻度の目安は、秋〜冬は2〜3日に1回、春は1〜2日に1回です。
時間帯は朝が理想です。
冬の夕方に水をやると、夜の冷え込みで根が冷えて生育が鈍ることがあります。
逆に、水のやりすぎで土が常に湿っていると、根腐れやべと病の原因になるので、水はけのよい土づくりとセットで考えてください。
間引きは、本葉が出始めた頃と、本葉が4枚になった頃の2回行い、葉が軽く触れ合う程度の間隔にします。
最終的には5〜6cm間隔に1本立ちさせます。
間引いた苗は、やわらかいベビーリーフとしてサラダに使えます。
生育中に雨が降ると、土の表面が固く締まって生育が悪くなります。
手かきなどの道具で、除草を兼ねて軽く土の表面を起こしてやりましょう。
雑草が伸びる前に2回くらい行えば、雑草も少なく、ほうれん草の生育も順調に進みます。
中耕のあとに500倍のEMガーデンで水やりをしておくと、ほぐした土に微生物が広がりやすくなります。
草丈が15〜20cmくらいになったものから、間引きの要領で大きいものから順に収穫します。
収穫が遅れるとトウ立ちして味が落ちるので、15cmくらいになったら早めに採り始めましょう。
秋まきで冬の霜に当たったものは葉が厚くなり、甘みが増します。
収穫が終わった畝は、残渣を取り除いてから100倍のEMガーデンをたっぷりかけ、刈り草や落ち葉で覆っておくと、次の作付けの土づくりが楽になります。
日が長くなると花芽をつける性質によるものです。
春まきでは必ずトウ立ちの遅い品種(西洋種など)を選び、収穫は15cmから早めに始めてください。
秋まきなら、この心配はほとんどありません。
土が酸性に傾いている可能性が高い症状です。
pH検査器で測り、5.0〜5.5なら貝化石を1㎡あたり150〜300g入れて、次の作付けからpHを整えてください。
生育中なら、株元に貝化石をひとつまみ施し、500倍のEMガーデンで水やりを続けて様子を見ます。
過湿と密植で起こりやすい病気です。
間引きをきちんと行って風通しをよくし、水やりは朝に、土の表面が乾いてから行います。
症状の出た葉は早めに取り除いて、畑の外に出してください。
手作りの虫よけ「ストチュウ」を、苗のうちは1000倍、育ってきたら500倍に薄めて、週に2回ほど葉の表裏に散布します。
アブラムシは銀色の光を嫌うので、畝やプランターの縁にシルバーテープを張っておくのも予防になります。
ストチュウの作り方は手作り虫除けストチュウの作り方をご覧ください。
これらのトラブルは、土のpH・水はけ・養分のバランスが整っていれば、多くは防げます。
完熟堆肥とEMボカシⅡ型で微生物の多い土をつくり、栽培中も500倍のEMガーデンで水やりを続けて、有用な微生物が優勢な状態を保つことが、いちばんの対策になります。
参考文献:『EMでつくるいきいき家庭菜園』(EM研究所)
https://emlabo.co.jp/product/3273/
プランター、レタスミックス、EM Garden、有機培養土のセットです。