Q.手作り虫除けストチュウの作り方|唐辛子・にんにく・酢で作る無農薬の害虫対策

目次

害虫対策は「虫を入れない物理的防除」と「虫を寄せ付けない環境づくり」の組み合わせが最も効果的です。

家庭菜園で手軽にできる、無農薬を中心とした5つの基本対策をご紹介します。特にブロッコリーなどのアブラナ科は虫がつきやすいため、早めの対策が肝心です。

◎対策1:こまめな観察と手で取り除く

毎日、葉の裏や茎をチェックして、小さなうちに虫を見つけて取り除きましょう。手袋を使うと気持ちよく作業できます。虫は「小さいうちに発見」がポイントです。

◎対策2:防虫ネットの活用

キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科にはとても効果的です。植え付け直後から被せることで、モンシロチョウなどの産卵を防ぎます。かぶせるだけで虫の侵入を防げるので、初心者にも扱いやすい方法です。

  • ポイント:目合い1mm以下のネットを選び、隙間なく張る

◎対策3:コンパニオンプランツ(混植)を活用

虫が嫌う植物を一緒に植えることで、自然に害虫を遠ざけます。

  • トマト × バジル:アブラムシやコナジラミを遠ざける
  • アブラナ科 × マリーゴールド:アブラムシを遠ざける効果
  • ナス × ネギ類:土壌病害虫を抑制

◎対策4:手作り忌避スプレー

刻んだニンニクや唐辛子を煮出して冷ましたものをスプレーボトルに入れて散布します。牛乳を水で薄めてスプレーするのも、アブラムシを窒息させる効果があります。

◎対策5:EMストチュウを活用する

焼酎、酢、ニンニク、唐辛子をベースに、EM(有用微生物)と糖蜜を加えて発酵させた「EMストチュウ」は、葉にスプレーすることで葉面の環境を整え、害虫の忌避効果が期待できます。天然成分なので安心して使えます。

ストチュウの作り方|材料と分量の目安・漬け込みの手順

唐辛子・にんにく・酢・焼酎で作るストチュウに、決まったレシピはありません。下の比率を基準に、手持ちの材料で調整してください。

材料 分量の目安 選び方・下準備
焼酎(ホワイトリカー) 500ml アルコール度数25度以上が扱いやすい
酢(米酢・穀物酢) 500ml 添加物の少ないものを選ぶ
乾燥唐辛子 5〜10本 ヘタを取り、半分に切る
にんにく 1〜2片 皮をむいて軽くつぶす
糖蜜・EM活性液(お好みで) 各50〜100ml 発酵タイプにする場合に加える

◎漬け込みの手順

  1. 清潔な広口びんに唐辛子とにんにくを入れる
  2. 焼酎と酢を同量ずつ注ぎ、ふたをする
  3. 冷暗所で2週間〜1か月、時々びんを揺すりながら漬け込む
  4. 液が薄い茶褐色〜赤褐色になったら、こして別の容器へ移す

糖蜜とEM活性液を加える発酵タイプは、常温で1〜2週間おきます。発酵中はガスが出るのでふたはきつく締めず、時々ガス抜きをしてください。甘酸っぱい発酵臭になれば完成の目安と言われています。腐敗臭がする場合は使わずに処分しましょう。

希釈倍率・使い方・保存の目安

原液のままでは濃すぎて葉を傷めることがあります。必ず水で薄め、薄めの濃度から試しましょう。

使う場面 希釈倍率の目安 散布のしかた
ふだんの予防散布 500〜1000倍(水1Lに原液1〜2ml) 週1回程度、葉の裏を中心に
虫が目立ってきたとき 300〜500倍 2〜3日おきに様子を見ながら
苗や葉の薄い野菜(レタス・ホウレンソウなど) 1000倍以上 薄めから試し、葉の傷みを確認

散布は早朝か夕方の涼しい時間帯に。真夏の日中は葉焼けの原因になることがあります。雨が降ると流れてしまうので、雨上がりに散布し直すとよいでしょう。保存は遮光びんに入れて冷暗所へ置き、半年〜1年を目安に使い切ります。濁りやカビ、腐敗臭が出たら使用を中止してください。

◎使うときの注意点

  • 初めて使う野菜は、目立たない葉で試してから全体に散布する
  • 唐辛子の成分は目や皮膚を刺激することがあるため、手袋を着けて作業する
  • 効果の出方には差があります。防虫ネットや手取りなど他の対策と組み合わせるのが基本です
  • 収穫した野菜は、よく洗ってから食べる
  • 自家製の資材は、自分の菜園で使う範囲にとどめる

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もう1ポイント

🌱 もう1ポイント:ブロッコリーのアブラムシ対策

特に問い合わせの多いブロッコリー等のアブラナ科につく害虫には、以下の「先回り対策」が有効です。

害虫別の対策一覧

  • アブラムシ:キラキラテープを張る、またはEMストチュウの定期散布。新芽に集まりやすいため、先端部分を重点的に観察
  • アオムシ(モンシロチョウの幼虫):防虫ネット(目合い1mm以下)を隙間なく張る
  • コナガ:葉裏への水やり。強い水流で洗い流すのも有効

切り花の虫が気になる場合

バケツの中で軽く振り洗いをし、EM Gardenを数滴垂らした水に活けることで、鮮度保持と虫の忌避に役立ちます。

🌱 もう1ポイント:EMストチュウを使いこなすコツ

「EMストチュウ」は、単なる殺虫剤ではなく、植物そのものを健康にして虫を寄せ付けにくくする資材です。効果を最大限に引き出すポイントは以下の通りです。

散布の時間帯

日中の高温時を避け、涼しい朝方か夕方に散布してください。気孔が開いている時間帯が効果的です。

散布場所

虫は葉の裏に隠れていることが多いです。ノズルを上向きにして、葉裏にしっかりとかかるようにスプレーしましょう。

頻度

週に1〜2回、定期的に散布することで、葉面の善玉微生物層が安定し、病害虫に強い環境が作られます。

手作りの唐辛子・ニンニクスプレーも有効ですが、発酵の力で植物の活力を高めるEMストチュウを併用することで、野菜の食味向上も期待できます。

家庭菜園クイズ

甘いイチゴを作るには、冬の間は室内の暖かい場所で管理したほうがよい。

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