秋植えのニンニク|植え付け適期と土づくりの手順

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秋の家庭菜園でぜひ取り組みたいのが、ニンニクの植え付けです。
秋に植えて冬を越し、翌年の初夏に収穫する長期栽培の野菜です。
畑の準備は植え付けの2週間〜1か月前、植え付けは10月頃が目安になります。
つまり、土づくりを始めるなら今がちょうどよいタイミングです。
この記事では、土の準備からEMガーデンの使い方、冬から春の管理までを順番に整理します。

ニンニクは、秋に植えて翌年5月頃に収穫します

ニンニクは夏の高温期に休眠に入り、秋になると目覚めて動き出します。
その性質に合わせて秋に種球(しゅきゅう)を植えると、翌年の5月頃に収穫できます。

植え付けの時期の目安は次のとおりです。
お住まいの地域によって前後するので、種球の袋に書かれた説明もあわせて確認してください。

  • ニンニク:10月頃に種球を植え付け、翌年5月頃に収穫

半年以上畑を使う野菜です。
そのぶん、最初の土づくりの出来がそのまま収穫に響きます。
慌てて植える前に、土を整える時間をしっかり取っておきましょう。

植え付けの2週間〜1か月前に、土づくりを済ませます

ニンニクは、腐植に富んで日当たりがよく、水もちのよい土を好みます。
反対に、酸性に傾いた土や乾燥は苦手です。
土に入れた有機物が落ち着くまでには時間がかかるため、植え付けの2週間〜1か月前には準備を終えておきます。

1.完熟堆肥とEMボカシⅡ型を土に入れる

1㎡あたり完熟堆肥を3kg、EMボカシⅡ型を200〜500gを目安に土へ入れます。
土が酸性に傾いている畑では、貝化石を1㎡あたり150〜300gほど加えます。
深さ30cmくらいまでを目安に、スコップで全体にまんべんなく混ぜ込んでください。

2.EMガーデンで微生物を加える

堆肥などを入れたら、その上から100倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して50ml)をまき、土を耕してなじませます。
100倍は、植え付け前の土づくりに使うときの倍率です。
土に入れた有機物が微生物のはたらきでなじみ、根が伸びやすい状態に整っていきます。

覚え方はシンプルで、土づくりには100倍、普段の水やりには500倍です。
普段の水やりに使うときは、水5Lに対してEMガーデン10mlが目安になります。

3.プランターで育てる場合

プランターでもニンニクは育てられます。
深さ20cm以上のプランターを選び、市販の培養土に完熟堆肥をひと握り混ぜておきます。
土に水を含ませるときに、100倍に薄めたEMガーデンを全体が湿るくらいまで与えてから、2週間ほど置いてください。
古い土を再生して使う場合は、この期間を長めに取ると安心です。

ニンニクは種球をばらしてから植え付けます

園芸店で種球を買い、鱗片(りんぺん)を1つずつはがして植えます。
種球は、大きくて首の絞まりのよいものを選びましょう。
食用に売られているニンニクではなく、植え付け用の種球を使うのが基本です。

ニンニクは種球からばらす

ニンニクは種球からばらす

植え付けの手順は次のとおりです。

  • はがした鱗片を1000倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して約5ml、キャップ1杯ほど)にひと晩つける
  • ざるにあげて2日ほど陰干しし、根が2〜3mm出てきたものを選ぶ
  • 畝幅は40〜50cm、株間15cmで、深さ3〜5cmの穴を掘る
  • 根が出たほうを下にして差し込み、土をかぶせる(覆土する)

植え付けからおよそ1か月で芽がそろってきます。
生育の初めのころは雑草に負けやすいので、こまめに草を取るか、株のあいだに刈り草やワラを敷いておくと管理がラクになります。

冬から春の管理は、追肥と芽かきが中心です

植え付けが済んだら、あとは春までじっくり待つ時期に入ります。
この間にやることは多くありませんが、追肥のタイミングだけは押さえておきましょう。

追肥の時期

  • 1月下旬〜2月上旬と3月上旬頃の2回。EMボカシⅡ型かEM生ごみ堆肥を株間に施す。
    ⇒ 有機質肥料のEMボカシⅡ型は化成肥料よりも効果がゆっくりなので一般の施用時期より早く施します

  • 追肥のあとに500倍に薄めたEMガーデンを株元に与えると、土になじみやすくなります

球が太り始めるまでの養分の供給が、収穫の大きさを左右します。
生育の前半にきちんと追肥しておくことが大切です。

ニンニクの芽かきとトウ立ち

ニンニクは、1つの鱗片から複数の芽が出てくることがあります。
草丈が10〜15cmになったら、元気のよい芽を1本残して、ほかは引き抜きます(芽かき)。
このとき、残すほうの根元を片手で押さえながら、小さいほうを引き抜くと株が浮きません。

春になって花の芽(トウ)が伸びてきたら、切り取りましょう。
花に養分が回らなくなるぶん、球が大きくなります。
切り取った花の芽は「ニンニクの芽」として食べられます。

収穫と保存の目安

収穫のサインは、地上部の様子で判断します。

  • ニンニク:葉と茎が半分ほど枯れた頃、晴天の日に引き抜く。根を切って畑で1日乾かし、その後に茎も切り落とす
  • 風通しのよい日陰につるしておくと長く保存できます

まとめ

ニンニクは、秋に植えて初夏に収穫する長期栽培の野菜です。
だからこそ、植え付けそのものより2週間〜1か月前の土づくりが結果を左右します。
1㎡あたり完熟堆肥3kgとEMボカシⅡ型200〜500gを入れ、100倍に薄めたEMガーデンでなじませておきましょう。
種球は1000倍に薄めたEMガーデンにひと晩つけてから植えましょう。
冬のあいだの追肥まで押さえておけば、初夏の収穫がぐっと楽しみになります。

よくある質問

食用のニンニクを植えてもいいですか?

芽が出ることもありますが、発芽を抑える処理がされている場合があり、うまく育たないことがあります。
確実に育てたい場合は、園芸店で植え付け用の種球を買い求めてください。

EMガーデンは、どの倍率を使えばいいですか?

用途で使い分けます。
植え付け前の土づくりは100倍(水5Lに50ml)、普段の水やりは500倍(水5Lに10ml)が目安です。
ニンニクの種球をひと晩つける芽出しには、1000倍(水5Lに約5ml)を使います。

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参考文献:『EMでつくるいきいき家庭菜園』(EM研究所)
https://emlabo.co.jp/product/3273/

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