岐阜で炭づくり!畑が教室に
こんにちは、【EM研究所】営業課のやまちゃんです!
岐阜県でEM勉強会を開催してきました!
当日は最高の天気☀️だったので、急遽、畑が教室に変身。
青空の下で土づくりの話……
目次
秋の収穫が終わった畝を、土がむき出しのまま冬越しさせていませんか。
裸の土は、冬の雨で表面が締まり、乾燥と寒さで微生物が減り、春には雑草が先に芽を出します。
結論から言うと、収穫が終わった畝は100倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して50ml)をたっぷりかけて、刈り草や落ち葉で覆っておくのがおすすめです。
これだけで、せっかく育ててきた団粒構造と微生物を守ったまま春を迎えられ、次の土づくりがぐっと楽になります。

土は、何も植えていないあいだも変化し続けています。
むき出しの土を冬のあいだ放置すると、次のようなことが起こります。
自然の森の土が一年中ふかふかなのは、落ち葉が絶えず地面を覆い、微生物のエサと住みかになっているからです。
畑でも同じように、土を裸にしないことが土づくりの基本になります。
「耕さない」「土を覆う」を軸にした自然農法の考え方とも共通する部分です。
土の表面を刈り草や落ち葉、ワラなどで覆うことを「敷き草」や「有機マルチ」と呼びます。
黒いビニールマルチと違い、覆った材料そのものが少しずつ分解されて、微生物のエサになるのが特長です。
材料は、畑の周りの刈り草、庭の落ち葉、稲ワラ、収穫が終わった野菜の茎葉など、身近にあるもので十分です。
種のついた雑草だけは、春に雑草が増える原因になるので避けてください。

わらマルチ
コマツナやホウレンソウなどの葉物は、畝の上の残渣を取り除きます。
キャベツやハクサイのように残渣が多いものは、根を引き抜いて土を落とし、堆肥の材料にするか、畑の隅に積んでおきます。
根が細かい野菜は、根を引き抜かずにそのまま残しておくと、分解されて土の通り道になります。
畝の表面をざっとならしたら、100倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して50ml)を、1㎡あたり1Lを目安にたっぷりかけます。
100倍は土づくりに使う倍率で、残った根や有機物を微生物が分解しやすい状態に整えます。
覚え方は、土づくりには100倍、普段の水やりには500倍です。

EMは水やりの時に薄めるだけの簡単な微生物資材
EMガーデンをかけた畝の上に、刈り草や落ち葉を5cmくらいの厚さで敷き詰めます。
薄すぎると土が見えて効果が弱く、厚すぎると春に片づけるのが大変なので、土が見えなくなる程度が目安です。
刈り草は、1〜2日天日で枯らしてから敷くと良いでしょう。
落ち葉は風で飛びやすいので、上から畑の土をぱらぱらとかけるか、稲ワラや防風ネットで押さえておきます。
冬のあいだに敷き草が薄くなってきたら、足しておきましょう。
春の植え付けが近づいたら、分解が進んで薄くなった敷き草は、そのまま土にすき込んでかまいません。
まだ形が残っているものは、畝の脇に寄せて、そのまま夏野菜の株元の敷き草として使い続けられます。
すき込む場合は、植え付けの2週間〜1か月前に、完熟堆肥やEMボカシⅡ型と一緒に混ぜ込み、100倍のEMガーデンをかけて土づくりを済ませておきます。

乾燥させた刈り草
ベランダのプランターも、土をむき出しで冬越しさせると、乾燥で微生物が減り、春にカチカチになりがちです。
プランターの場合は、次のどちらかを選びます。
病気や害虫が出たプランターの土は、覆うよりも再生や寒起こしでリセットするほうが向いています。
詳しくは冬の間、プランターの土は「そのままで」いいですか?をご覧ください。

冬の土づくりというと、土を掘り返して寒気にさらす「寒起こし」を思い浮かべる方も多いと思います。
どちらが正しいというより、土の状態で使い分けるのがおすすめです。
せっかく団粒構造ができてきた畝を掘り返して裸にすると、微生物のすみかを壊してしまいます。
「去年から有機物を入れて、土が柔らかくなってきた」という畝は、掘り返さずに覆って春を待ちましょう。
刈り草や落ち葉が足りない場合は、ライ麦やエンバクなどの緑肥(りょくひ)の種を畝にまいて、冬のあいだ生やしておく方法もあります。
根が土を耕し、地上部が土を覆い、春に刈り倒せばそのまま敷き草になります。
種まきは、暖地なら11月上旬ごろまでが目安で、種をまいたあとに500倍のEMガーデンで水やりをしておくと発芽がそろいやすくなります。
ダンゴムシやミミズなどの土壌動物は集まりますが、これらは有機物を分解して土を豊かにしてくれる仲間です。
病気で落ちた葉や、生の野菜くずを厚く敷くと腐敗して虫が寄りやすいので、乾いた落ち葉や枯らした刈り草を使ってください。
雨よけと雑草対策にはなりますが、ビニールは微生物のエサにならず、土に空気も入りにくくなります。
冬のあいだ土を育てたいなら、分解されて土に還る刈り草・落ち葉・ワラなどの有機マルチがおすすめです。
白いカビ状のものは、有機物が分解されているサインなので問題ありません。
黒っぽいカビや腐敗臭がするときは水分が多すぎるので、敷き草を一度めくって乾かし、薄く敷き直してください。
基本的に雨まかせで大丈夫です。
晴天が続いて敷き草の下まで乾いているときだけ、500倍のEMガーデンを軽くかけて湿らせておくと、微生物の働きが続きます。
参考文献:『EMでつくるいきいき家庭菜園』(EM研究所)
https://emlabo.co.jp/product/3273/