水やりで失敗しない!EM Garden活用術
「家庭菜園は水やりがむずかしい」とよく言われます。
水が少なければ苗はしおれ、多すぎれば根が傷んでしまう...
これが初心者が最初につまずきやすいポイント。……
目次
家庭菜園の解説を読んでいると、「定植」「元肥」「摘心」といった言葉がさらりと出てきます。
野菜の育て方は分かっても、言葉の意味が分からずに手が止まってしまう——これは初心者の方にとてもよくあることです。
この記事では、当サイトのよく読まれているQ&Aによく登場する用語を、場面ごとにまとめて解説します。
あわせて、EMガーデンを使うときの具体的な分量も添えているので、意味を知ったらそのまま作業に移せます。
分からない言葉が出てきたときの辞書がわりに、ブックマークしてお使いください。
種から始めるにせよ、苗を買ってくるにせよ、最初につまずきやすいのがこのあたりの言葉です。
よい苗をつくるために、いきなり畑にまかず、苗床やポットで種をまいて育てることです。
ある程度の大きさに育ててから畑に移します。
真夏や真冬など、畑にまくと発芽しにくい時期に特に役立つやり方です。

仮植は、苗床で育てている苗を、途中でビニールポットなどに移すことです。
本葉が2〜3枚の頃に行います。
定植は、育った苗を畑やプランターの「最終的な場所」に植えかえることです。
記事に「定植する」と書いてあったら、「本番の場所に植える」と読み替えてください。
定植の2週間〜1か月前には土づくりを済ませておきます。
土にEMボカシなどの有機肥料や堆肥を入れたら、100倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して50ml)を土全体にまいて耕しておくと、有機物が土になじみやすくなります。

移植した苗が、新しい場所でしっかり根づいて生長を始めることです。
「活着するまでは水を切らさない」といった使い方をします。
定植した直後に500倍に薄めたEMガーデン(水5Lに対して10ml)を株元にたっぷり与えておくと、根が土になじむのを助けられます。
また、バケツなどの容器に500倍に薄めたEMガーデンを入れ、苗をEMガーデンにひたしてから定植しても良いです。
種をまいたあとに、上から土をかけることです。
「覆土は種が隠れる程度に」と書かれていたら、種が見えなくなるくらい薄くかける、という意味になります。

ベビーリーフの種まき後。指でつまむようにしてそっと土をかぶせる。土を厚くかぶせてしまうと芽が出にくいので注意
込み合って生えた芽のうち、弱いものを抜いて株の間隔を空けることです。
もったいなく感じますが、残す株に光と養分を集中させるための大切な作業です。
間引いた芽(間引き菜)はサラダや味噌汁に使えます。
肥料は「何を使うか」より「いつやるか」でつまずきがちです。
呼び名はすべてタイミングの違いを表しています。
植え付ける前に、あらかじめ土に入れておく肥料のことです。
完熟堆肥やEMボカシⅡ型などを使います。
目安は1㎡あたり完熟堆肥1〜3kg、EMボカシⅡ型200〜500g程度です。
入れた直後に植えるのではなく、気温の高い夏は2週間前、気温の低い春は1か月以上前に土づくりをしておくのがポイントです。
また、堆肥や肥料を入れたら、100倍に薄めたEMガーデンをたっぷりあげましょう。
野菜の生長にあわせて、途中でEMボカシⅡ型などの肥料を追加することです。
特に、収穫期間の長いトマトやナスなどの果菜類には欠かせません。
追肥をまいたあと、500倍に薄めたEMガーデンを株元に与えると、土になじみやすくなります。

EMボカシⅡ型
ミカンやレモンなど、たくさん実をつけて疲れた株に、回復のために与える肥料です。
「収穫させてくれてありがとう」という意味の呼び名です。
更新剪定のあとなどに、EMボカシⅡ型をひとつかみ(約30g)株元に入れ、500倍に薄めたEMガーデンを1株あたり2〜3L与えるのが目安になります。
追肥や水やりのあとに、株元を軽く耕すことです。
土の表面が固まったままだと空気や水が入りにくくなるので、通気性と水はけを取り戻すために行います。
覚え方としては、元肥は「植える前」、追肥は「育っている途中」、お礼肥えは「疲れたとき」と整理しておくと迷いません。
解説記事で必ず出てくるのが、「500倍に薄めて」といった希釈倍率の表現です。
これは水の量に対して何分の1の量を入れるかを表しています。
500倍なら、水500に対してEMガーデン1、つまり水5Lに10mlです。
まずは、土づくりには100倍、普段の水やりには500倍という対比だけ覚えておけば十分です。
キャップ1杯がおよそ5mlなので、計量カップがなくても目安がつきます。
水やりに使うときは、葉の表面の微生物も助けられるよう、葉にもかかるように与えるとよいでしょう。
家庭菜園の用語は数が多いように見えますが、整理すると「いつの作業か」を表しているものがほとんどです。
苗の場面では育苗・仮植・定植・活着、肥料の場面では元肥・追肥・お礼肥え。
言葉の意味が分かると、育て方の記事がぐっと読みやすくなります。
分からない言葉に出会ったら、またこのページに戻ってきてください。
移植は植物を別の場所に移すこと全般を指し、特に育苗中の苗を移すときに使います。
定植は、そのなかでも「最終的に育てる場所に植えかえること」を指します。
定植したあとは、収穫までその場所で育てます。
収穫までの期間が短い葉物野菜なら、元肥だけで足りることもあります。
一方、トマトやナスのように長く収穫する野菜は、途中で養分が足りなくなるため追肥が必要です。
迷ったら、実を収穫する野菜には追肥をすると考えてください。
薄すぎた場合は、そのまま続けて与えれば問題ありません。
濃すぎたと感じたときは、次の水やりを普通の水にして様子を見てください。
迷ったときは、普段づかいの500倍(水5Lに10ml)を基準にすると安心です。
参考文献:『EMでつくるいきいき家庭菜園』(EM研究所)
https://emlabo.co.jp/product/3273/